Quantcast
Channel: 施術と動きのからだ道場
Viewing all 154 articles
Browse latest View live

足と脚は距骨でつながっているんだ

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

足首のところの関節を距腿関節といいます。

自分の足のくるぶしを見つけてください。

内側の出っ張りが脛骨の内果、外側の出っ張りが腓骨の外果ですね。

距骨は脛骨の下で前後にスライドするのですが、距骨の関節面は内外のくるぶしの間にできたほぞ穴に対して前後で幅が違うんですね。


そのため、足の背屈時と底屈時で関節の安定性が異なるわけです。

背屈すると距骨の関節面がほぞ穴を押し広げ、脛骨と腓骨をつなげる脛腓結合性靭帯がしっかりと伸びて安定します。

逆に、底屈するとほぞ穴が閉じ、靭帯もゆるむので関節も不安定にゆるみますね。


とゆうことは、ヤンキー座りは距腿関節がしっかりと使われてたんですね。←地域によってはう〇こ座りともいいますが(・ω・)/



 ねこもヤンキー座りできるんですねー(ノ゚ο゚)ノ
 でもなんかこの子、してそうな気がする

簡単なワークをやってみましょうか。

距骨の関節面はドーム型になっているので、これを雪の積もった丘だと思ってみましょう。

立ち上がって片足を前に出します。

距骨の丘の上でスキーを滑っているとイメージしながら、体重を前後に移動させてみましょう。


前に重心をかけると、脛骨がドームの上で前に滑っていきますね。

後ろに重心をかけると、今度は後ろに滑っていきます。

この動きを距骨のほうからみると、前に重心をかけるとトンネルの下を後ろにスライドし、後ろに重心をかけると前にスライドします。

また、距骨は足の骨の中で唯一脚とつながっている部位です。

距骨の上に立ち、自分の体重が距骨の上で中心を保っているとイメージしてみましょう。

今度は、脛骨を下から直接に距骨がサポートしているとイメージしてみます。

メタファーを使って、距骨が風船で、足の中を上にあがっていくところをイメージしてみましょう。

このような働きかけをした後に、左右の足の曲げ伸ばしやバランス感覚、歩いた感じなどを比較してみます。

どんな違いを感じますか?

 おーっ、めっちゃ背すじが伸びたかんじ~

お読みいただきありがとうございました。

腓骨の模型にコレはもったいないと♪

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

今月のワークショップの準備をしようと思って、「足」の骨模型をチェックしていて、はたと気がつきました。

腓骨がないじゃないの~。ヽ(*'0'*)ツ

腓骨は下腿にある骨ですが、機能的には「足」の骨と考えたほうがいいですね。

それで急きょ問屋さんさんに注文して、3B社の腓骨模型を送ってもらいました。

で、運送屋さんから届いたのがこれです。


あれれ、かなりでかいなー。他にも何か注文したっけ?

と思いつつ、箱をあけてみると、こんな感じ。


さらに、この箱を開けてみると、こんな感じ。


気をとりなおして、取り出してみると、袋に入ってますね。


そして、袋からだしてみると、

じゃじゃ~~ん



「こんなんでましたけど~」
(by 泉アツノ)←知らない?白蛇占いの人でしたね^^


最初の箱の上に乗せてみたら、こんな状態です。


これって、過剰包装じゃないですかねー。((>д<))

もしそうじゃないなら、遊びごころからでしょうか?

ロシアのおみやげである、アレみたいな。

そうそう、アレアレ。

えーっとなんだっけな。


ロシアの木製の人形、マトリョーシカ!

人形の中から人形が出てくる、入れ子構造になってるやつね。

まさにこの箱の梱包はそんな感じでした。(^_^;)

でもやっぱり、腓骨1本だけでこの包装はほんともったいないですよね。

そんなわけで、今日はきゃりーぱみゅぱみゅのこの歌を聞いてお別れしましょう。

さいなら、さいなら。(^O^)/

腓骨の動きをたとえてみたらこうなりました

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

腓骨は下腿にある二つの骨の外側にあり、膝蓋骨尖に触れて外へとたどると腓骨の近位端(体幹に近いほう)の腓骨頭が触れます。

そこからずーと下まで腓骨をたどっていくと、くるぶしの外側(外果)に触れますね。

腓骨はここで足の距骨とつながっています。

ただし、実際に足へ負荷がかかるのは脛骨がその役を担っていて、腓骨は調整のための舵とりをしているんですね。

もしも、腓骨に負荷がかかり過ぎると、足首の関節をロックしてしまうので、その下の距骨下関節に余計な負担がかかってしまいます。

腓骨の動きを見てみましょう。

足首を背屈させると、距骨の関節面の前が後ろより広いので、腓骨が横に開きます。

さらにわずかに上に動きますね。

これは、距骨の外側の関節面のドームが内側よりも少し高くなっているためです。

もう一つは、関節の外側面がバルコニーのように外がわに張り出ているためですね。


そして、さらにさらに、わずかに内旋の動きも起こります。

これには靭帯が関与していますよ。

前距腓靭帯と踵腓靭帯が腓骨の内と外に付着していて、腓骨の内旋―外旋に関わります。


近位端の腓骨頭を見てみると、腓骨が上に押し上げられますね。

そのままだと脛骨高平部の下端にぶつかるので、後ろに逃れるように移動します。

足首を底屈させると、こんどは腓骨はわずかに外旋し、下にさがり、内に閉じていきます。

この一連の腓骨の動きは、ちょうど蒸気機関車の車輪にある外側クランクのようですね。


もう一度まとめると、

背屈すると、外果が横に押され―上にあがって―わずかに内旋、腓骨頭は上にあがって―後ろ滑る

底屈すると、外果が内に閉じて―下にさがって―わずかに外旋、腓骨頭は下にさがって―前に滑る

ですね。

ぜひ実際にイメージしてやってみてくださいね。(^-^)/

ねぇ父ちゃん、わかったかい?
うーん、要はアレだな、機関車しゅぽぽーってこったな




お読みいただきありがとうございました。

距骨下関節を知っていますか?

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

距骨下関節って知ってますか?

「きょこつかかんせつ」ってちょっと舌をかみそうな名前ですね。

この距骨下関節って何のためにあるんでしょうねー?

足首に下腿を繋ぐ関節があるから、1つでいいじゃないですか。

なぜ足首に2つも関節があるんでしょう。

はい、シンキングタイムですよー。(^-^)/

  うーーーん、出てけーへん

ヒトは直立二足歩行しますよね。

だから、直立姿勢を保てるかどうかはたいへん重要なんですね。

もし、足の前の部分に何か問題があったり、踵の部分に問題が起こったとしたら、どうでしょう。

足首に距骨下関節がなかったら、直立を保つことができなくなりますね。

もうひとつは、足の3次元の面をひねったり戻したりして、力を蓄えたり次の動作のために解放したりできるんですね。

では、距骨下関節のデザインをみてみましょう。

距骨下関節は、踵骨と距骨の後方・中央、そして前方に舟状骨との3つの関節面をもっています。

後方にある踵骨との関節面は凹んでいて、中央の関節面は平坦かやや出っ張っています。

前方にある舟状骨(しゅうじょうこつ)との関節面は凸になっています。


この形があることで、距骨はねじ巻を巻くように、8の字のスパイラルを描いて動くことができるんですね。(^O^)/



お読みいただきありがとうございました。

踵骨の動きはいろんなメタファー使えるね

$
0
0
こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

踵の骨のことを踵骨(しょうこつ)といいます。

今日は、踵骨の動きをみてみましょう。

足が地面に付いている時は、踵は比較的固定されていますね。

なので、回外・回内の動きは主に距骨でおこります。

踵骨ではある程度の外反・内反の動きがおこりますが、その他はカウンターの動きになるんです。

ところで、回内―回外って覚えてますか?

3つの軸の動き、外反―外転―背屈が複合した動きが「回内」です。

内反―内転―底屈が複合した動きが「回外」でしたね。

 へっ、そーなんすか?

脚を屈曲していくと、踵骨は外反します。

これは、ボートやカヤックの上部(デッキ)が内側に倒れ、底(キール)が外側に動くようすに喩えられます。


反対に、脚を伸ばしていくと、底が内側を向いて、デッキ部が外側に動きます。

そして、水平面では屈曲する時に踵骨の前面が外側に振れ、伸展する時に内側に振れます。

ちょうど、車のフロントガラスのワイパーが左右に振れるように地面に対して水平に動きます。


ボートの喩えだと、屈曲すると船首が外を向き、伸展すると船首が内を向くんですね。

そして、もう一つは矢状面での動きです。

背屈―底屈ですね。

脚を曲げると、踵骨の前が持ち上がり(背屈)ボートの船首が波で持ち上がるかんじです。


相対的にボートの後方は下がりますね。

脚を曲げていく時、踵がバターだと思ってみてください。

バターが溶けていって、下にさがっていくとイメージすると、どんなかんじがしますか?

反対に脚を伸ばしていく時には、ボートの船首が下がります。

ボートの後方は上がってきますね。

脚を伸ばす時に、踵をジャッキで持ち上げられるとイメージするとどんなかんじがしますか?

左右の踵骨が同じように動いているかに意識を向けてみましょう。

脚の曲げやすさ、スクワットの動作に変化があるかもしれませんね。

イメージェリーを使うと、体に変化を起こすことができますが、実際の動きはとても小さな動きです。

でも、イメージする時は、あえておおげさに動かしたり、五感を使って自由に動かしていいんですよ。

その方が、体はより変化するように反応してくれますよ。(^-^)/

なるほど、では拙者ステルス戦闘機になって急降下じゃ
え~、そんなの聞いてないチューねん

お読みいただきありがとうございました。

足の動きを蝶つがいと考えればよくわかりますよ

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

蝶番(ちょうつがい)って聞いたことありますよね。

開き戸の部品として使われる建具です。


もともとの意味は、その形が蝶々のつがいに見立てられたものらしいですよ。


解剖学用語としても、肘は蝶番(ちょうばん)関節といわれていますね。

距骨下関節は一軸性の関節ではないので、蝶番関節とは分類されませんが、下腿と足をつなぐ蝶つがいになぞらえることができます。

これって、下肢のボーンリズムを考える上でめちゃんこ重要なイメジェリーになるんですよ。(・ω・)/


足首までをレッグ(脚)、そこからつま先までをフット(足)としましょう。

レッグとフットは距骨下関節の蝶番でつながっています。

ここで、垂直方向に向いていたベクトルが水平方向に向きを変えるんです。

90度方向転換するので、ボーンリズム、カウンターローテーションの動きがわからなくなる人が多いんですよ。

   そーだ、そーだ、どうなってんだー

骨盤のボーンリズムと足のボーンリズムが最も複雑に感じられるのは、特徴的なデザインによるところが大きいですね。

さて、矢状面でおこるフットの回旋は、蝶番を通じて下腿に伝えられ、垂直軸でおこる下肢の回旋の動きに変換されます。

あれっ、ちょっとむずかしい言い回しかな?

フットが「回内」―外反・外転・背屈の傾向にあると、脚全体を内旋させ、寛骨は前に回転し、座骨は外に開きます。

フットが「回外」―内反・内転・底屈の傾向にあると、脚全体を外旋させ、寛骨は後ろに回転し、座骨は内に閉じてきます。

もし、片方のフットが回内し、もう片方のフットが回外しているとしたらどうなるでしょう?

左右の寛骨がねじれて、それにつれて背骨もねじれ、肩や首にも影響が出ますね。

実際、腰痛や肩コリの原因が足のねじれや機能障害だった、というケースはちょくちょく見かけられます。

だ・か・ら「足」って大事なんですよ~っ!

正しいボーンリズムを理解して、バランスよく足の動きを導けば、ヒトだけが手に入れた直立二足歩行がいかによく計算されているか、ほんとに驚きます。(ノ゚ο゚)ノ

いや~、『足』のしくみって複雑だけどおもしろいですねー。




お読みいただきありがとうございました。

PR: 9の日はQUICPayの日!キャンペーン実施中!

インプットとアウトプットの両方が大事ですね

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

先週末は東京に行ってましたー。

やっぱ東京は都会だなぁ~、でも人が多過ぎ(@_@)

京都に帰ってからは治療院での診療と、ワークショップの準備で、ブログ開く間がなかったですわ((>д<))

今回、フランクリンメソッドのプロフェッショナルトレーニングコースのサポート役で参加させていただきました。

全国から集まった、優秀なトレーナーさん、ピラティスの指導者さん、セラピストさんたちが熱心に学ばれている姿に大いに刺激を受けてきましたよ。

ワークショップでは3時間でやる「膝」のトピックを、3日間かけて行うので、頭からけむりが出そうですが、みなさん目がキラキラしてました。

僕ももちろんすごーく勉強になりましたよ。

講師はマスタートレーナーのモートン・ディスマー先生。

ユーモアとからだを使ったパフォーマンスで受講生を魅了しながら、メソッドの神髄を伝えてくれます。

今日も東京でワークショップ中ですね。



来年には関西でもワークショップをやってくれる予定ですよ!

さて、今日の午後からはボクもワークショップの開催します。

テーマは『強くてしなやかな足』です。

がんばるぞ~(^O^)/


  この写真、雰囲気いいな~
  足のうらは白いんだね

お読みいただきありがとうございました。

PR: リプトン X ビームス、コラボパッケージ登場!

$
0
0
リプトンの対象商品を買って応募すると、ビームスコラボグッズが1500名に当たる!

【ワークショップの感想】足の骨は3足す2の2段構えが面白い!

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

先日の「感じてわかる体のしくみ」、フランクリンメソッドを使ったワークショップでは、『強くてしなやかな足』がテーマでした。

受講された方から、感想をいただいたのでご紹介しましょう。

今回、足の骨でとても面白かったのは、3本と2本と2段構えであること。
滑り込むことによって幅が狭まり、アーチができ土踏まずが出来る一つの要因でもあるのでしょうか。
アーチが崩れかけている私のヒントにもなる話でした。
また、(手の)豆状骨(と三角骨)が踵になるとは感激!!でした。
ボーンリズムはなかなか難しく、すぐにはイメージできませんが、限られた範囲でお互いでやり繰りしあって見事だなと思います。
膝と足首のボーンリズムの動きは互いにどうなるのか、やはり難しいです。
足先を立てていくと、小指側が内側に少し回る事は知らなかったので、それで良いのだとなぜか安心しました。

ありがとうございましたー。(^∇^)

いや~、いろんな気づきがあったようですね。

感想の中の、3本と2本の2段構えとは、こういうことです。


僕は関西人なので、家でもちょくちょくお好み焼きを作るんですよ。

で、具としてするめいかを刻んで入れちゃうんですが、いかの下ごしらえをしますよね。

足と胴体をはずして、「げそ」の部分を洗って小分けに切るのですが、2本足と3本足に分けるとちょうど足部の外側2本と内側3本みたいに見えるんです。(・ω・)/


踵骨―立方骨―第4・5中足骨―第4・5趾骨ラインを、ヒールフット

距骨―舟状骨―(内側・中間・外側)楔状骨―第1・2・3中足骨―第1・2・3趾骨ラインを、アンクルフット

といいます。

この2つのフットを、胴体側でたてに重ねたのが全体の大きなフットになるわけですね。

そして、足のボーンリズムは下腿に伝わり、大腿・骨盤に伝わり、背骨・肋骨に伝わり、首・後頭部にと伝わっていきます。

それらがすべてカウンターローテーションをしているんですよね。

ワークショップである受講生の方から質問されました。

「そしたら、犬とか馬やライオンとかもボーンリズムがあるんですか?」

なるほど、そうだよねー。

ライオンなどの四足歩行をする動物の前脚には、鎖骨がないので、肩甲骨が背骨と繋がっていませんよね。

なので、筋肉の弾性を使って力の吸収をしているんですよ。

そうすると、ボーンリズムが発生しないんじゃないかな。

ただ、後脚は骨盤と繋がり背骨とも繋がっているので、ボーンリズムがあると考えられるのかな?

うーん、もうちょっと調べてみます。φ(.. )


  あの~、ちょっとおうかがいしたいんですが・・・
  おたくの体、ボーンリズムありますやろか?
  ひゃー、怖いからそんな目でみないで~((゚m゚;)


お読みいただきありがとうございました。

PR: あなたの夢をサポート 起業・創業支援制度-政府ITV

$
0
0
支援機関の紹介や補助金等、起業を志す人への起業・創業支援制度について詳しく解説!

進化の視点から「姿勢」を考えてみました

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

僕たち人間の「姿勢」について考える上で、進化の視点で見てみると参考になりことがあります。

ヒトの脊柱は後方に90度回転したために、足の上に頭部がくるように立つことができますね。

ヒト以外の哺乳類、たとえばゴリラでは仙骨が地面に対して水平で、腰椎は後弯しています。

ヒトの第5腰椎と仙骨の角度は鋭角となっているので、脊柱は地面に対して垂直に並んでいます。

つまり、腰仙角と腰椎の前弯ができて、この弯曲を補正するために胸椎の後弯ができたんですね。


筋肉の付き方もヒトとゴリラでは違いがあります。

中殿筋と小殿筋は、ゴリラでは大腿を伸展させるために使われるのに対し、ヒトでは大腿の外転筋として働きます。


腸骨がお椀型になったことで、殿筋や腸骨筋の接着面が増え、ヒトの直立姿勢の維持に重要な腸骨筋も大きくなりました。

ハムストリングスは、猿が二足立位をとる場合に体幹を安定させるために、緊張させます。

ヒトでは、立位でハムストリングスの持続的な収縮は必要ありませんね。

他にも、恥骨結合の垂直幅も、ゴリラのそれに比較して小さくなりました。

これは二足歩行の効率をあげるためでもあります。


そういえば、以前に猿回しの芸で、ずーと立ち姿勢で芸をする猿がいましたね。

その猿のレントゲン写真を撮ったところ、ヒトと同じように腰椎の前弯ができていたそうです。

つまり、二足立位によって背骨の弯曲が作られていくということですね。

ただし、お猿さんの場合、大殿筋とハムストリングスを使って立位を維持しているのは先ほど書いたとおりです。

これらの筋が常に緊張していないと、重力ラインが股関節の横軸よりもかなり前にずれてしまうんですね。

ヒトでは逆に、重力ラインは股関節の横軸よりもわずかに後方にあります。


人間は本来、立位で姿勢のバランスをとるのに、猿に比べて筋肉の負担が軽く、基本的に弛緩しているんです。

前に倒れないために、腓腹筋(orひらめ筋)の緊張はあるけど、他の筋肉はぶらさがっているだけなんです。

つまるところ、進化の過程でヒトに見られる変化は、陸にあがった動物の中でも最もエネルギー効率のいい立位姿勢、そして歩行ができるようになったことなんですね。

このように無理なく立位の姿勢をとるためには、『姿勢』について知っておくべき知識と、実際に体現を通して理解することが近道です。

おいらゴリラじゃねーけど、「姿勢」に興味あるんだよな~

お読みいただきありがとうございました。

「姿勢」は社会や心理面からも影響受けますよね

$
0
0
こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

「姿勢」について考えることのひとつに『重心』をどこに据えるかというのがありますね。

これは、基本的に非常にシンプルな力学です。

立った状態の姿勢では、両足のうらが床に接していますよね。

だいたい、母趾球―小趾球―かかとの3点を結んだ3角形で体重を支えているんです。

このときにかかる重さが、つま先側に多くかかっているか、かかと側に多くかかっているかによっても「姿勢」は変わってきます。


そこで、体重がつま先側とかかと側に50%ずつかかるような場所を見つけるエクササイズなんかは有効ですね。

ただ、「姿勢」というのは単に体という物理的な側面だけで決定されるわけではありません。

自分が属している共同体の社会的・文化的な側面にもかなり影響を受けるもんです。

たとえば、女性が脚を拡げて座るのははしたないこと、というルールの中で育てば内股よりの体の使い方になりますね。

今はそうじゃないかも知れないけど、少し前の着物文化の日本では、女歩きというのもありました。

西洋の女性なんか、平気で胡坐をかきますが、日本では多くは正座か横座りしますよね。(あれっ、違う?)

また、心理的な側面というのもかなり大きいです。

僕の患者さんで、小学校の頃から背が高い女の子だったので、クラスメートからのっぽとかってからかわれるのが嫌で、背中を丸めて小さく見えるようにしていたという方がおられました。

また、エリック・バーンが打ち立てた交流分析という心理セラピーでは、人生脚本という理論があります。

幼少期に両親や環境から受けた影響から、子ども時代の自分自身が人生に対して無意識的に決断することでつくられた人生計画のことです。

大人になっても、なぜかわからないけどあることに大きく反応してしまったり、なぜかいつもあるパターンを繰り返してしまうことってないですか。

これが幼児決断といって「性格」をつくっているわけです。

そこには、怒りや悲しみや恐れなどの感情も含まれるし、そのような感情が実は体の緊張、ひいては「姿勢」にも影響するわけです。

心理セラピーの公開講座に何度か行ってみるとわかりますが、クライアントの感情が解放されたり、ヒーリングが深まると、体の状態まで変化が起こり表情や姿勢が大きく変化することがよくあります。

もういちどくり返すと、「姿勢」というテーマには、身体面だけでなく、社会・文化・心理的側面も無視できないですよということです。

ンなこと言ったら、「姿勢」の指導なんてできないじゃん!

って反発されそうだけど、大丈夫です。

多くの場合、今言ったことなどは意識化されていないから、影響を受けるんです。

なので、そういうことがあるとまず知ること、意識化することで「気づく」ことができるんです。

「気づき」が変化の第一歩ですから。

もちろん深~い変容には潜在意識に働きかけることが必要なのかもしれませんが、僕らのできる範囲外のことです。

その上で、本来の体のしくみ、重心感覚、中心軸などを自分でコントロールする方法を学べば、よりよい姿勢に戻すことは誰にでも可能ですよ。(^_^)v

  今日はこむずかしい話なんで寝たふりしとこ

お読みいただきありがとうございました。

インテリジェンスとインフォメーションはどう違うの?

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

みなさんは、インテリジェンス(intelligence)とインフォメーション(infomation)の違いを区別できているでしょうか?

インフォメーションというのは「情報」ですね。

これは、インターネットや本、テレビなどから誰にでも手に入れることができますね。

片や、インテリジェンスとは何でしょう?

最近はあまり聞かなくなりましたが、「インテリ」という言葉もよく言われましたね。

ちょっと物知りだと、「おまえインテリやな」とか言われたりして。

いわゆる知識人という意味のインテリゲンチァが語源ですが、単に学歴があるだけを指すこともありますね。

で、インテリジェンスですが、ウィキペディアによると、

物を考える能力と知能が働く上で集積された情報群の双方がそろって正しく機能すること、書かれています。

なんだかむずかしいですね。

もう少しわかりやすく言うと、

①手に入れた情報を自分の中に落とし込んだものであり
②その情報は、常にアップデートされていて、信頼できる人からのみ得ており
③知性と感性を通過して、体の中心感覚で覚えてきたもの

と言い換えられます。

表面にみえる情報というもののその下には、その情報を発している人インテリジェンスが隠れています。

なので、僕はこの人はすごいなーとか、興味が湧いた人にはできるだけその方に生で触れられるセミナーや勉強会に参加するようにしています。

それは、書かれたものや、動画などからだけでは知りえないその方のインテリジェンスに触れるためです。

僕も自分の講座をライブで行っていますが、準備したことだけではなく、その場の雰囲気や質問から思わぬひらめきを得て、マル秘情報を伝えられることもあります。

これからも、もっと自分を磨いて、インテリジェンスを高めていきたいと思ってますので、ひとつよろしゅうに。(*^o^*)

  ほんと?信じていいのー?

そういえば、さきほど来年1月の「体表解剖学1日講座」の受講希望者から、メールをいただきました。

講座では筋や骨を触察といスキルで感じることが、メインのテーマですが、骨盤の評価のしかたを教えてもらえないかということでした。

腰痛・坐骨神経痛に役立つことが目的なので、いっそ評価だけではなく、その場でできる簡単な治療方法もやろうと思います

ご興味のある方はご一緒に学んでみませんか?



お読みいただきありがとうございました。

支えられている場所とぶら下がっている場所があるんだ

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

今日は、姿勢を考える題材として重力との関わりを考えてみたいと思います。

僕たち人間の体は、「立つ」ということ関していうと、重力に対して3つの作用によって体を維持していますよね。

一つは、下から支えるということ

二つは、上からぶら下がるということ

三つめは、横からはさむということ

ですね。

一つめと二つめについて、ちょっと探求してみましょうか。

体の中で支えている所はどこでしょうか?

逆に支えられている場所はどこかと考えてもいいですが。

はい、そうですね、「足」です。

足が体全体を支えていますね。

踵と母趾球と小趾球を結んだ三角形の面で支えています。

そして、前後・左右でどのくらいの割合で荷重がかかっているかで、重心の位置が変わってきます。

次に支えているのが、股関節をつくっている大腿骨頭ですね。

股関節は姿勢を考える上で大切なところです。

鼡径部でしわが寄るところで屈曲すると、大腿骨頭で骨盤が休んでいられます。

ちょっと古いけど、ビートたけしのやってたギャグで「コマネチ」ってありましたね。(*^▽^*)

  コマネチ、すごかったなぁー

これが、しわの寄らない状態で屈曲すると、尾骨が前にしまわれてしまう状態になるので、骨盤が支えられなくなってしまいます。

最後に支えているのは、背骨の一番上の第一頚椎(環椎)ですね。

環椎の上に頭が乗っかって支えられています。

もう少し厳密にいうと、環椎の上関節面の上に、後頭骨の後頭顆が乗っかっているわけです。

そして、耳のすぐ下にある、後頭骨の乳様突起をむすんだ線上で、小さく振り子のような動きをしているんですね。

さて、じゃあ今度はぶら下がっている場所はどこでしょう?

顎、ですか?

そうですね、顎もぶら下がってますよね。

もっと姿勢に関係するところでは?

わてら木の枝にぶら下がってまんにゃけど、肩とちゃいまんの?

そのとおり!

「肩」ですね。

では、息を吸って肩を持ち上げ、吐きながら肩を脱力してみましょう。

これだけでも、肩がぶら下がってる感がわかるかと思います。

ワークショップでは、このような感覚を目覚めさせるために、支えられるべき所が支えられるようにするエクササイズも行います。

そのうち動画もアップしようかな。(^O^)


お読みいただきありがとうございました。

みんなめっちゃいい姿勢になりましたね

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

先日は、フランクリンメソッドによる、感じてわかる体のしくみワークショップを行いました。

今年最後のワークショップは、雨の中遠方からもご参加いただき、楽しい雰囲気のなかで学んでいきましたよ。


今回テーマはズバリ「いい姿勢とは?」でした。

姿勢について、今まで常識的に考えられていたものとは異なる見方とアプローチによって姿勢が作られることを体感していただきました。

はじめて参加していただいたヨガインストラクターの方から以下のような感想をいただきましたので紹介しましょう。

先生の説明がとてもわかりやすかったです。
皆さんの雰囲気もよく、たのしい時間がすごせました。
体の変化は中心軸を意識することができました。
イメージすることで、体が動かしやすくなったりできたので、イメージの大切さを学ぶことができました。
脳・神経系へのアプローチ、とてもいいです。
友だちには、体の変化がたのしくわかると伝えたいです。
今後は、今日初参加なので、もう一度1から受けたいと思いました。

ヨガインストラクター maco


いや~、まるで「さくら」のような誉め言葉ですねー。

「先生の説明がとてもわかりやすい」

うん、うん、ありがとうございま~す。(*^▽^*)

普段、患者さんに体のしくみをわかりやすく説明する工夫をしてるんですが、それが生きてるのかな。

いやいや、しかし誉められて喜んでいるのはまだまだ二流です。

プロ野球の監督だった野村克也さんは、三流は無視、誉められて二流、、叱られ批判されてはじめて一流、って言ってたような。

来年からはまたもっと、進化した内容でワークショップを行っていく所存でございます。

1月は『骨盤を使いこなす!』をテーマに、骨盤のデザインや働きを体感を通して学んでいきます。

骨盤底のエクササイズなど、イメジェリーをベースにしたファンクショナルエクササイズも取り入れていきますよ。

骨盤のテーマは人気があるので、興味のある方はお早めにどうぞ(^-^)/


 こんなボクでも行ってもいい?


お読みいただきありがとうございました。

今年1年ありがとうございました!

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

今年もあとわずかになりましたね。

2月にブログを立ち上げて、あっという間に日が過ぎました。

今年4月からフランクリンメソッドを用いた「感じてわかる体のしくみ講座」を始めました。

12月で一通りのシリーズを終え、参加していただいた方々からのフィードバックもいただき
僕自身がすごく勉強させていただきました。

この経験を踏み台に、来年はさらに内容的にも充実させてよりよいワークショップにしていくつもりです。

そして、お気づきかも知れませんが、ブログのタイトルを「体のしくみ講座」から「体とこころのしくみ講座」に変更しました。

治療家として日々患者さんに関わっていると、体だけでなく心理面がいかに大きく影響を与えているかを実感します。

スポーツやパフォーマンスにおいても、メンタルな部分が動きに影響することは周知のことですよね。

3年前にNLP(神経言語プログラミング)という、3人の天才的な心理療法家のセラピー手法を徹底的に研究して生まれた総合人間学というよいうなものを学ぶ機会を得ました。

そこから、こころに関する興味が再燃し、いろんな心理療法を学んだり、セッションを受けたりしていて自分なりに心身を統合的にセルフケアできる方法を探っているところです。

来年からは心理面に関することを講座に取り入れていったり、単独で講座ができるようしたいと思っています。

ところで、あなたは、「得意」なことと「好き」なことを区別できていますか?

ヨガが好き、ピラティスが好き、ダンスが好き、施術することが好き。

ヨガが得意、ピラティスが得意、ダンスが得意、施術することが得意。

「好き」なことって、人にどう思われようが、けなされようが何言われようが、やり続けますよね。

だって、好きなんだもん。

好きなことをしている時に感じるのは、「安心感」という感情です。

逆に、得意なことをしている時に感じるのはどんな感情でしょう?

お客さんに満足してもらえた、人よりうまくできた、人に褒められた時は「ワクワクした感じ」になりますね。

もし満足してもらえなかったり、人よりうまくいかなかったり、人からけなされたりしたら、ど~んと落ち込みます。

つまり、人の評価が伴わないと満足できないわけです。

「得意」なことを伸ばすために、もっと体のことを勉強したりすることは大切です。

ただし、そこに「好き」がないと、一生懸命にやっても辛くなったりしますね。

ぜひ、「好き」の上に「得意」を乗っけて、学ぶプロセスも大いに楽しみましょう。(^-^)/

僕のブログや講座も、楽しんでやっています。

もちろん、独りよがりにならないよう、これからも役に立つ情報を発信していきたいと思っています。

ブログを読んでくださったみなさん、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

  みなさん、良いお年を~

お読みいただきありがとうございました。

PR: PC新機種を安く入手できる新提案「レンタル」のススメ

$
0
0
サポート終了間際の自宅XPマシン。導入コストを抑えて最新PCが手に入る新サービス

今年は午ですね、本年もどうぞよろしく!

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体とこころのしくみ講座の稲田です。

新年あけましておめでとうございます。

今年もセラピストさん、運動指導をされるみなさまに、役に立つ情報を提供できるようがんばっていきたいと思います。


インターネットというすごいしくみのおかげで、体や心に関する世界中の最新情報がすぐに手に入るようになりましたね。

今まで、学んできたことがあっという間に陳腐化し、新しい知見や情報に取って代わられるようになりました。

そのために、人を指導するためにはより多くの、より詳しい最新の情報を集め続けなければならないと思われがちです。

もちろん学びを続けることは大事ですよね。

ただ、情報を追いかけるがゆえに、自分自身の確固とした経験とか体現から得られた感覚から離れていくとすればどうでしょう?

みんながあっちの方向へ行くから、自分も取り残されないように同じ方向へ行かないと、っていう現状を変えてみることはできるでしょうか?

エンパワーメントという言葉があります。

これは、「個人が自分自身の力で問題や課題を解決していくことができる技術や能力を獲得すること」ですね。

僕らは、まず自分自身の体やこころをセルフケアできる必要があるし、それは体現を通して初めて変化を起こすことができます。

そして、今度は、サポートしようとする対象の人たちが、体現を通して自分で変わることができるようにしてあげること、つまりエンパワーメントできるようにしてあげることです。

ほんとうに大事なことは案外シンプルなものです。

時が経ても色あせずに、本来そのようにできている体とこころのしくみを探求していきたいと思います。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。(^O^)/


祇園のお茶屋さんの玄関にあった注連縄です。
           ↓

   笑う門には福来る
    楽しくやっていきましょう!



お読みいただきありがとうございました。

腰痛に関係する筋を正確に触れますか?

$
0
0

こんにちは。感じてわかる体とこころのしくみ講座の稲田です。

お正月気分も去り、今日から仕事はじめの方も多いんじゃないでしょうか?

新しい気持ちで、この1年励んでいきましょう!

寒くなると外で動く機会が減ったり、運動不足になりがちですね。

そこへもってきて、正月に食べて飲んでが過ぎると、内臓の機能が当然低下しています。

それらが引き金になって、急性の腰痛になったり、慢性的な腰痛が悪化したりすることもありますね。

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)や、筋膜トリガーポイントの観点からみると、腰痛は筋筋膜のトリガーポイントと呼ばれるものが活性化された状態と考えます。

診断は、どの筋に問題が生じているかを見つけ、適切な治療を施すことでたいていの腰痛症の痛みが緩和されていきます。

治療するにおいてまず大切なのは、問題のある筋を正確に見つける「診断力」とその筋を精確に触れる「触察力」です。

触察がうまくなるためには、精確な解剖学的知識が頭の中にインプットされてなくてはいけませんが、それだけでは足りませんね。

実際に触察するという訓練と体験の量的な蓄積が必ず必要なんです。

かといって、これもやみくもに数を触れば上達するというものでもありません。

精確な解剖学的知識が脳内にある状態で、触察の練習を積めばよりはやく上達するんです。

これは、武道やスポーツもそうだし、ヨガ・ピラティスの先生がたが解剖学的知識や体のしくみをもっと知りたいという理由のひとつですよね。

腰痛に関係する筋は、下肢の筋も含めて10くらいでしょうか。

今月の感じてわかる体のしくみ1日講座では、腰痛に関する筋の触察のしかたを学びます。

中でも重要な、大殿筋 中殿筋 多裂筋 腸肋筋 腰方形筋 腸腰筋 腹直筋について詳しく診ていきます。 

が、その前段階として、筋を探すための骨指標を数秒で探す方法や、筋の機能、問題のある筋の検査法などもからめて現場で応用できる講座にする予定です。

実際の治療や施術となると、これは医療分野の資格がないとできません。

ですが、身内にやってあげられるような骨盤の調整法や筋の簡単なセルフケアのしかたなどは講座の中でご紹介しますね。

トリガーポイント療法というと、今書いたように、ダイレクトに問題の筋筋膜にアプローチすると思われていますよね。

もちろんそれもありますが、痛みに対する治療はそれだけではすべて対処できないんですね。

筋筋膜が異常を起こすのには、それなりの理由があるわけですよ。

たとえば

・脊柱や骨盤の関節の動きの悪さ
・内臓機能の低下
・リンパの停滞や栄養のかたより
・普段の姿勢や活動のかたより
・感情、考え方のかたより
・日常の動きのくせ

などなどがベースにあったりするわけですね。

ですので、単純に筋肉を弛めればいいんでしょ、というわけにはいきません。

そんないろんな状況の中で生きている僕たちですが、面白いことに筋肉はちゃんと様々な情報を教えてくれているんですよね。

筋を正確に触れるようになると、イメージがより具体的に鮮明に描くことができるようになります。

これは、セラピストさんだけじゃなくても、体に関わる事をされている方にとっても結構役に立つと思いませんか?

今後も不定期ですが、1日講座は継続していく予定です。


お読みいただきありがとうございました。
Viewing all 154 articles
Browse latest View live