こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。
あなたは、背骨や背中と言った時に、どのような言葉を思い浮かべますか?
また、友人や知り合いはあなたの背骨や背中についてどんなことを言われることが多いでしょうか?
ちょっと考えてみてくださいね。
たとえば・・・
猫背 痛い 歪んでる かたい 年寄くさい 泣いている などのネガティブなイメージをもつことが多くないでしょうか?
自分の背骨に対するイメージが、こんな役に立たないマイナスのイメージでいいんでしょうか?
いいことないですよね。
健やかな背骨や背中をつくるために、まず最初にしなければいけないのは言葉、比喩、イメージを変化させることです。
なぜなら、背骨というのはマインド・心理の変化に即座に反応する運動器だからです。
男は背中で語るとか、背中に羽が生えたようとか、背骨がしっかりしているとか、感情や心理をあらわす表現として使われますよね。
腰痛持ちの患者さんなんかは、自分の背骨に対するイメージがかなりネガティブになっていることが多いです。
ある方は、以前に立てなくなるほどのぎっくり腰になってから、毎年1回は必ずぎくっとくるとおっしゃいます。
その方に自分の背中のイメージを聞いてみると、まるでベニア板が貼りついていて真ん中でパキッっと割れているようなイメージだそうです。
このようなイメージをずーと持っていたら、そりゃ筋肉もパンパンに張りますよね。
自分の背骨、また体に対してどんなイメージを持っているか、どんなポジティブなビジョンを持つかってとても重要なことなんです。
ご自分で背骨をいろいろと動かしながら、ネガティブな言葉がけをした時とポジティブな言葉がけをした時でどんな変化を感じるか是非やってみてください。
体はイメージしたようになります。
水だと思えば水になり、風船だと思えば風船になり、砂の粒子だと思えばそうなります。
思考は現実化するというのは、脳の中でイメージと現実は区別できないというしくみがあるからですね。
だからといって心配しないでいいですよ、実際に砂人間になるわけじゃありませんから。(^▽^;)
お読みいただきありがとうございました。