こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。
先日、東京で受けたフランクリンメソッドのワークショップで2つの重要な「常識を覆す」提案をされていました。
パラダイムとは、「規範」や「範例」を意味しますが、拡大解釈として「支配的な考え方」のように使われています。
パラダイムシフトとは、ある前提の下に問題解決を行い、一定の成果を上げるが、その前提では解決できない例外的な問題が登場してくる。
このような問題が累積すると、異端とされる考え方の中に問題解決に有効なものが現れ、解決事例が増えていく。
そしてある時期に、新しい前提の下に問題解決が多く行われるようになる。(以上ウィキペディアより)
たとえば、人間は神さまがアダムとイブを作ったというパラダイムから、ダーウィンの唱えた進化論というパラダイムにシフトしましたね。
フランクリンメソッドの提案するパラダイムシフトとは何でしょうか?
一つは、エクササイズやフォーム(型)へのフォーカスから、機能の体現へフォーカスを切り換え、トレーニングやトリートメントでの動きの改善にしていくこと。
つまり、機能的エクササイズというのは、特別なことをするのではなくて、いつもやっている事を通してエクササイズにする必要があるのです。
もう一つは、人を助け指導していくためには、より多くの詳しくて人がまだ知らない情報を集め続けなくてはならないと思い、自分自身の確固とした経験と体現から離れていくという現状を変えていくこと。
なかなか理解しにくい言い方かもしれませんが、脳みそが揺さぶられる感があれば、あなたの潜在意識は何かを感じ取っているはずです。
クライアントさんが、自分自身で変化を作り体現することに意識を向け、自分自身の力で問題や課題を解決していくことができる技術や能力を獲得できるようにするのがフランクリンメソッドのアプローチです。
より多くの情報や知識を詰め込み、たんにフォーム(型)やエクササイズをさせることとは根本的に異なるアプローチなんですね。
体でかんじる解剖学講座も、この新しいパラダイムに則っておこなっています。(^-^)/
お読みいただきありがとうございました。