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Channel: 施術と動きのからだ道場
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【質問】呼吸のとき横隔膜と骨盤底の間にある内臓はどうなるの?

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こんにちは。感じてわかる体とこころのしくみ講座の稲田です。

先週の感じてわかる体のしくみ講座『骨盤を知ろう!』では、骨盤のベーシックなデザインと機能を実際の体を通して理解を深めていただきました。

その中で、骨盤底筋と横隔膜は、呼吸の際に拮抗筋、つまりチームで働く筋として紹介しました。

骨盤底筋と横隔膜を手でモデリングして、動きを体現してもらうことを、さくっとやったんですが、受講生からメールで質問がきてしまいました。(ノ゚ο゚)ノ

せっかくなので、この記事でシェアしたいと思います。

質問
横隔膜と骨盤底の関係がはっきりしません。
横隔膜が下がると骨盤底は伸びて広がるんでしょうか。
そうなると横隔膜と骨盤底の間にある内蔵はどうなるの???
腹式呼吸、逆腹式呼吸では内蔵は違ってくるんでしょうか?
腹圧も変わる気がするんですが。。。
この関係をもっと知りたいです。

なるほど、横隔膜と骨盤底で挟まれた内臓はどうなるんでしょうね~。

腹圧も変わるし、潰れちゃうんでしょうか。

そんなわけないですね。

腹部にある内臓は、呼吸の際に程よくマッサージされるので、気持ちよ~くなるんですよね。(*^▽^*)

実際、血液やリンパの循環を促進したり、腸のぜん動運動の助けになったり、自律神経系の調整になったりしてるんですね。

骨盤底は、横隔膜、腹横筋、腸腰筋と共に、体幹部の大きな器(いわゆるコア)を形作っています。

コアマッスルを腸腰筋じゃなくて、多裂筋と考える人もいますが、背骨の中心に最も近い大腰筋を含めた腸腰筋と考えます。

この体幹部の大きな器の筋の底にあって、上向きのお椀のような形なっているのが骨盤底筋です。


上方で、屋根に当たるのが横隔膜で、お椀を逆さにしたような形になっています。

息を吸うとき、横隔膜の筋繊維が収縮して下にさがり、内臓を押し下げます。

そうすると、内臓は腹筋で囲まれた前方と、骨盤底のある下方にも押され、骨盤底はこの力に対し伸びて広がることで対応します。

息を吐くときは、骨盤底と腹筋が収縮し、内臓がまた上へと押し上げられますね。

このように骨盤底と横隔膜は協同して、呼吸のしくみの大切な役目を担ってるわけです。


ワークショップでやったのは、両手で骨盤底と横隔膜をモデルに視覚化することで、お腹の中で何が起こっているのか、その機能を体現しやすくなるというワークでした。

呼吸に関しては、さらにいろんなしくみが関わっているので、またひとつのテーマにしてやっていきますね。

Uさん、こんな感じでわかったでしょうか?(^-^)/


お読みいただきありがとうございました。


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