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パントマイムの山本光洋さんの芸はすごいな~

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

少し前になりますが、3月31日にNHKでオンエアされていた「今夜も生でさだまさしスペシャル~いつでも夢を!朝まで生で音楽会」って観られてたでしょうか?

たまたまチャンネルを入れたら、なつかしいフォークシンガーがでていたり、さだまさしのトークが面白かったのでしばらく観ていたんです。

入れ替わりいろんなゲストの方々が来られて、歌やパフォーマンスなどを披露されていたのですが、普段テレビに出ないような人もいてすごく楽しめました。

ヴァイオリニストの前橋汀子さんの演奏もすごい存在感があって良かったですが、なんといってもパントマイムの山本光洋さん演じる「チャーリー山本」が素晴らしかった。

始めて聞く名前で全く存在すら知らなかったのですが、こういう本物の芸人さんってまだまだいらっしゃるんですねー。

最近R1グランプリで準優勝したアンドーひであきなんかも話題になっているようですが、このあやつり人形のチャーリー山本の芸はすごいですよ~。

どういう体の使い方をしてるいのか、体のしくみや使い方を研究している者としては興味深々ですね。

でもまぁそんなことより、純粋に楽しませてくれる大道芸人さんです。

ユーチューブで検索したら、大道芸ワールドカップの動画がいくつかアップされているので是非見てみてください。(*^.^*)

こちらは「今夜は生でさだまさし」での放映分の動画です。v(^-^)v



お読みいただきありがとうございました。





姿勢とは指紋のように個人に特徴的なものらしいよ

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

Posture is as individual as a fingerprint.


これは、エリック・フランクリンの著書の中の言葉です。

「姿勢とは、指紋のように個人に特徴的なものである。」ということですね。

指紋が人それぞれ違うように、姿勢だってみんなひとりひとり違うものなんです。

たとえば、大勢の人の中から知り合いの方を見つける場合、その方の背中を見ただけで「あっこの人だ。」ってわかりますよね。

もし誰もが同じ姿勢であったなら、見分けることが難しいでしょう。

動物園で見るペンギンだって、人間から見ると全部一緒にみえるけど、彼らはちゃんと区別できてるみたいですよ。


姿勢はひとりひとり違うものだということは当たり前のことと思われますが、私たちはついつい正しい姿勢に矯正するとか姿勢を改善するとかって普通に言ってしまいがちです。

そもそも正しい姿勢って何なのでしょうか?

矢状面・前額面・水平面での軸が前後左右対称になっているのが理想の姿勢の基準にはなっていますよね。


この基準に近づけようとするのが、正しい姿勢のあり方だという考えがあります。

しかし、この考えに基づいて静止状態の正しい位置にアライメントを置こうとする試みは、動きの質を改善しないだけでなく、しばしば妨げてしまうことにもなります。

姿勢というのは、毎瞬間ごとに再構築されます。

脳と神経システムによって、理想的な連携が手足・体幹・動きのための各パーツ・皮ふ・筋肉・重力によって作られていきます。

この姿勢を作る複雑なサポートシステムの基盤は、一つの位置から次の位置へと移動していきますね。

コアトレーニングでいえば、足を浮かしてバランスボールの上で止ろうとすると難しいですが、動きながら中心感覚(へそ)を作りなおすというイメージを持つとバランスを保ちやすいのと同じですね。

筋肉の力の入れ具合を指導して姿勢を正すことは、誰もが同じ筋肉の使い方をしていて同じタイミングで収縮させているという考えが前提になっています。

これは、科学的に根拠のないことです。

正しい位置を教えるというかわりに、動きの中でアライメントを調整する力を自らのマインドを使って訓練する必要があります。

そしてまず個々の筋肉や関節にフォーカスする目的は、限局された部分の効率の改善や向上を通して、次に全体の動きの経験を向上させ統合させていくためなんですね。





Rauber-Kopsch解剖学をウェブ上で閲覧できます

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

慶応義塾大学解剖学教室職員の船戸和哉さんが、ホームページ上で解剖学に関する様々なコンテンツを提供してくれています。

医学生に役立つためにと立ち上げられたものなので、多少専門的な情報になりますが、解剖のことでわからないことを辞書を引くような感覚で調べられるので結構使えますよ。

コンテンツの中にある、Rauber-Kopsch解剖学は原著ドイツ語の歴史的にも貴重で世界的名著といわれていますが、ここで公開されています。

クリックひとつで図や写真を拡大できるのでちょっと調べたい時にも便利ですよ。

こちらからリンクしています。


お読みいただきありがとうございました。




「主観と客観のずれ」指導の時に気をつけておくこと

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

スポーツ科学では、ヒトの動作を分析して「こうなっている」という事実を示します。

けれども実際に動作を実践している本人にとっては、自分がどのような動きをしているのかというのは実はわからないものです。

これは運動指導の現場においても、先生が生徒さんの動きを見て、肩が前に上がっているとか、骨盤が後ろに倒れているとかの指導をされると思います。

そうすることで、第三者の立場から客観的に見た情報を伝え、生徒さんの「頭の理解」を促すことになりますね。

しかし、スポーツの実践の場やヨガ・ピラティスを含めたムーブメントの場では、分析した動きをそのまま実践しようとすれば大概の場合うまくいきません。

先日、サッカーの指導をされているトレーナーさんのお話を聞く機会がありました。

その中でおもしろい話があって、ある時期ボールを蹴る動作について、「膝をボールにかぶせるように蹴る」という指導が流行ったことがあるそうです。

要は、一流の選手はボールを蹴る時の動作を分析してみると、ボールに膝がかぶさるような蹴り方をしていることがわかったそうなんですね。


それで、さきほどのような指導言語を使って、「膝をボールにかぶせるように蹴るんだ!」と指導したところなかなかうまく蹴れるようにならない。

今までちゃんと蹴れていた者まで、反ってうまく蹴れなくなってしまった。

それで、このトレーナーは、これはおかしいと思っていろいろと思索した結果、あることに思い当たったそうです。

これは、人が見ている動作を意識してまねようとするからうまく蹴れないのであって、実際の自分の感覚を探ってみたらどうだろうと体感覚に聴いて蹴ってみたところ、「ボールの裏側を見るようなつもりで蹴ってみる」と違和感なく蹴ることができたそうです。

関西大学人間健康学部教授の小田伸午先生は、著書『一流選手の動きはなぜ美しいのか』の中で、これと同じことを「主観と客観のずれ」という考え方で表現されています。

世界のトップスプリンターは、着地直後に、膝の角度がやや曲がったままキープされ、地面から離れる寸前に、さらに曲がっていくという研究データがあります。
ここまでは科学の世界です。
ここから先は、走る人の感覚の世界になります。・・・
膝が曲がるというのは観察された動きであって、走るときの感覚ではありません。・・・
目視による観察結果や、スポーツ科学の研究手法により分析結果として出てくる知見は、そうなっているという結果です。・・・
結果を修正しようとして結果を意識しても、目標とする動作結果は得られません。
目に見える動作を変えるには、目に見えない感覚を変えるのです。


そして、その感覚というのは自分独自のもので、誰にでも当てはまるものではないですね。

動作感覚の答えは一つではないということです。

だからこそ個性が発露されるんですよね。

アドバイスを受ける時も、その話が動作原理の話なのか、動作の実践感覚の話なのかを分けて考えるようにするといいですね。

客観的な動作原理の話なら、それを自分の動作感覚に置き換えて考えてみればいいし、実践感覚の話なら、その感覚が自分に合うかどうかを確かめればいいんです。

逆に指導する場合は、万人に当てはまる動作感覚などはないということを前提に、いろんなイメジェリーの引き出しを持っておくと相手に伝える時の応用範囲が広がります。

視覚や聴覚・体感覚を使い、数字や比喩、骨モデルなどを使いながら生徒さんにジャストフィットする感覚を探しながら指導できるといいですね。

ブログから4名の方が参加申し込みしていただきました~

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

明日開催の体で感じる解剖学ワークショップ「ダイナミック・イメジェリー」は4名の方が参加の申し込みをしていただききましたー。ヘ(゚∀゚*)ノ

診療の合間にコツコツと作ったブログですが、未知の方々とつながりが持て、ワークショップにも足を運んでくださるなんてほんとうにうれしいかぎりですね。(^O^)

つたないブログの記事とプロフィールに書いた人となりだけで、信用して来ていただけるなんてすごいことだなぁと我ながらびっくりしているんですよね。(*^o^*)

4月に入ってから、治療院の来院患者さんが増えてきたのでなかなかまとまった時間が作れなかったのですが、今から最後の準備をして明日のワークショップに備えたいと思います。(^_^)v

来てよかったと思っていただけるよう、楽しくためになるワークショップにしますよ~。(^O^)/


お読みいただきありがとうございました。

めっちゃ楽しいワークショップになりました!(*^o^*)

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

昨日は、体で感じる解剖学ワークショップシリーズの第1回目を開催いたしました。

昼の部と夜の部に分けて各2時間のワークショップを、フランクリンメソッドの「ダイナミックイメジェリー」を取り上げて、いかに効果的に身体に変化をもたらしていくか、について学んでいきました。

参加いただいた方々は、ヨガの先生・ピラティスインストラクター・ウォーキングの先生・アロマセラピストさんと、バラエティと個性に富んだ方々でボクも楽しませていただきました。^^

ピラティスインストラクターの前田瑞穂さんは、スタジオをもって指導されている実績のある指導者さんですが、以下のような感想をいただきました。

普段使っているイメージキューの考え方が変わりました。
ネガティブ思考が動きのストッパーになっている事を体験でき、指導時には比喩的イメジェリーを中心に使って行こうと思います。
道具を使って楽しいレッスンになりそうです。

後輩のインストラクターがキューイングが苦手なので、身体の動きをうながすキュー(イメージ)の勉強が出来ると紹介致します。
本日はありがとうございました。


一つでも役立つことを持って帰っていただけてよかったです。

ワークショップは、ボクの治療院内の特設和風スタジオ(?)でこんな感じで行いました。

 




お読みいただきありがとうございました。





気合いを入れるのと、力むのは違いますよ

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

先日のダイナミック・イメジェリーのワークショップの中で杉内投手の話をしました。

野球を見ない方もおられたので話が伝わらなかったかもしれないとい思い、別のブログで書いた記事を転載いたしますね。

「気合いを入れるのと、力むのは違います。」

これ実は、先日魅力マネジメントの関口貴さんのメルマガで書かれたテーマなんです。

パクらしてもらいました。f^_^;

その中でとってもいいことを書かれていました。

「意識を向ける」って言うのが、「気合いを入れる」って言う事で、

気合いを入れる=緊張感をもつ でも
気合いを入れる=力を入れる でも無いという感覚です。

どちらかというと「気」を「吐く」呼吸に意識を向けて
いつでも意識を向ける方向へスタンバイ状態な自分でいる。

それが「気合いをいれておく」っていう感じです。

ですから、意識と呼吸さえ自覚していれば、
身体に力は入れておかなくてもいいし、
頑張る事も無く、ただただ機械的に作業もできるし、
何もしないでぼ~っとしている時もあります。


そうそう、まさにその通りなんですよね。

どうもアニマル浜口のとっつあんが「気合いだ~」って力むもんだから、気合い=力むのイメージが作られてるような。


それでも力入っちゃうよーっていう方も多いですよね。

それでは、誰にでもすぐにできるヒントを。

自分のイメージを使ってなりきってくださいね。


・あなたはわかめになって海中でゆらゆら揺らめいています。

・あなたは空気の入った人形で、栓がプシューと抜けてしおれていきます。

・四方八方に1万円札がうず高く積まれていて、あなたはそのお札を空中へ撒き上げています。

イメージは人によって感じ方が違うので、一番しっくりくるイメージェリーを使うといいですよ。(^-^)/

この杉内投手のコメントもすごくいいです!

「僕のイメージは上体が水なんですよ。」

さすが超一流のピッチャーですね。(^_^)v





お読みいただきありがとうございました。



南インド古典舞踊「バラタナティヤム」に魅せられました~

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

大阪市住吉区の北加賀屋エリアがクリエイターやアーティストの集まるクリエイティブビレッジになっているのをご存じですか?

ボクは知りませんでした。(^^ゞ

その北加賀屋駅近くで、廃屋を改築したライブハウスのク・ビレ邸にて、「バラタナティヤム」のライブを楽しんできました。

「バラタナティヤム」とは、南インドの古典舞踊のことで、ヒンドゥー教の寺院でデヴァダシと呼ばれるみ子が、神々に捧げていた舞踊から発展しました。

10世紀に全盛を迎えた後、19世紀に現在の上演形式が完成されたそうです。

20世紀に入り、み子以外の良家の子女が教養のひとつとして習うようになり、舞台芸術として舞台で踊られるようになりました。

踊り手の福田麻紀さんは、アムリッタ・ダンス・カンパニーを主宰し「パラタナティヤム」の伝統を重んじて古典の技法と精神性をベースに関西を中心に日本各地、インド・韓国・カナダなどで公演活動をされています。

僕のかみさんの友人でもあり、短大を卒業後インドに渡って師匠のチャンドラシェーカー氏に師事して「バラタナティヤム」をライフワークに活躍されています。


彼女の踊りを観たのはもう10年以上ぶりだったのですが、その頃に比べて身体のキレや表現力、存在感など桁ちがいに素晴らしくて食い入るように魅入ってしまいました。

力強くて直線的かつ厳格な動きと形、指先や顔の表情などを駆使した豊かな表現、足で大地を踏み鳴らすダイナミックで力強いリズムなど、西洋のバレエやヒップホップなどのダンスにはない新鮮な魅力がありますね。

特にバレエが身体の美学を芸術的解釈で追求してきたものだとすれば、アジアの民族舞踊は生活に密着した身振りから派生したり、独自の宗教観から生まれてきたものです。
インドの伝統舞踊に興味がある方から、コンテンポラリーダンスやバレエのダンサーでアジア的な身体表現を取り入れたい方など、初心者大歓迎で募集されています。

受講料は全15回のワークショップと公演あわせて15000円、え~ちょっと安すぎない!

現在第二次募集:5月12日(日)まで行われてますよー。(^O^)/


お読みいただきありがとうございました。




PR: 気づけば独身、そろそろ本気で婚活はじめるなら?

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二足歩行が骨格全体に与える影響はかなり大きい

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

現在類人猿、いわゆる「大型ザル」に属する種はオランウータン・ゴリラ・チンパンジー・ボノボ・ヒトの5種しかありません。

その中で私たちに最も近いいとこは、チンパンジーとボノボ(ピグミーチンパンジー)なんですね。

 
 チンパンジー

 ボノボ 
            

チンパンジーは今日では社会的な霊長類とみなされていて、複雑な行動をとることが明らかになっています。

チンパンジーを研究することで、かつて人間はこうだったに違いないと思われる特徴が数多く観察でき、チンパンジーとヒトの共通の祖先に備わっていた能力を想像することができるようになりました。

体の構造の面では、ヒトは完全な二足歩行であり、チンパンジーは基本的に四足歩行で脚よりも長い腕を使って歩きます。(人間の腕は脚より短いですよね。)

ヒトの骨盤は短くて横幅が広く、腹部の器官を支えることができます。

チンパンジーの骨盤はヒトよりも大きく、縦に長くて幅が狭いですね。

その他の違いとしては、頭蓋骨の大後頭孔がヒトでは下に、チンパンジーは後ろ側に位置します。

二足歩行が骨格全体に与える影響はかなり大きいと言えます。

ところで、ヒトはどうして二足歩行が必要になったんでしょうね?

ヒトが立ち上がったのは、それが脳の発達に役立つからではないそうです。

アウストラロピテクスはほとんど二足歩行だったけれど、その脳はチンパンジーと変わらなかったようですから。

ということは、二足歩行は脳を発達させる可能性はあるけれど、二足歩行ならば脳が発達するという論理にはなりませんね。

「進化は必ずしも改善である必要はなく、単なる変化に過ぎない。」

要するにたまたまそうなった、というのがダーウィンの自然淘汰の理論が提起していることなんですね。

神の創造説を信じている人々からは今だにバッシングを受けているようですが。(^_^;)

では何故ヒトは二本脚で歩くような選択をしたんでしょうか?

定説があるわけではないけれど、赤道の密林より開けたサバンナの広大な環境に適応するためというのが最も妥当な仮説のひとつですね。

写真をみているだけでもイメージをかきたてられる、ジャン=バティスト・ド・パナフィユー著の『EVOLUTION 骨から見る生物の進化』は、ヒトの骨格を学ぶ上で進化という視点からヒントを与えてくれるいい本です。


その本の中で次のような記述がありました。

ヒトは200万年近く前から優秀な長距離ランナーの特徴を示していた。

祖先の脳より大きい脳を持っていたので、初期の人類は、脂肪と蛋白質をより豊富に含んだ食べ物を摂る必要があった。

おそらく彼らにとって、大型の捕食動物が食事を終え、他の屍肉あさりがやってくる前に、ハゲタカが飛んでいるのをたよりに早く屍体を見つけることが重要だったのだろう。

彼ら旧人類は追跡猟を行い、獲物が疲れ果てるまで、長い距離を追いかけただろう。

そのため、われわれは歩くより走るのに役立つ長い脚を持っているのだと思われる。




お読みいただきありがとうございました。





腰痛は二足歩行をするようになった人間の宿命であるのか?

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

「腰痛は二足歩行をするようになった人間の宿命である。」というのは今でもほぼ定説のようにいわれている文句ですね。

あなたもそう思いますか?

もう何年も前になりますが、NHKスペシャルという番組で「病の起源」シリーズというのが放映されていました。

番組の意図としては、二足歩行が腰痛の原因なのかということに疑問を投げかけ検証していくということでしたね。

現代の日本に生きる私たちの社会で、痛みの疾患第1位はダントツで腰痛です。

その経済的な損失も腰痛などの痛みで3700億円もあるそうです。

そんな腰痛という症状が一体いつから起こるようになったのか、果たして二足歩行になったのが原因なのか、それを探るために時間を遡り民族の違いを調査した番組でした。

たしか、メソポタミヤの遺跡から出土した人骨に腰痛の痕跡があったことから、農耕をするようになった人類が腰を曲げて長時間作業をするようになったのが始まりだろうと推察されていました。


そして、おもしろいなぁと思ったのが、現在のアフリカのある狩猟採集民族に対して腰痛があるかどうかの現地調査をした結果でした。

彼らは一日に何10キロも獲物を追って歩き回りますが、今までに腰痛を経験したことがあると答えたのはたった2人だけでした。


しかもよく聞いてみると木から落ちたりして腰を打って傷めたということで、日本人が一般に経験するような腰痛症はなかったということです。

つまりこれは、狩猟民族は適度に椎間板が刺激されてみずみずしさを保つので劣化が防げるけれど、農耕民族の場合は同じ姿勢の作業が続くので椎間板や椎間関節、腰部の筋肉にストレスがかかって腰痛を引き起こしていたと考えられますね。

現代日本の街で暮らす私たちも、農耕作業はしていなくても、デスクワークなど同じ姿勢で作業しますし、移動は車や電車を使うので身体をめいっぱい使って生活することは確実に少なくなっています。

それに加えて精神的なストレスを絶えず受けながら暮らしているわけで、生活環境や生活習慣が腰痛の原因と考えたほうがよさそうです。

人間の二足歩行の人体デザインは、本来歩いたり走ったり、登ったりするために最適なように造られています。

「腰痛は二足歩行するようになった人間の宿命とは言えない。」

つまりは体の使い方の問題じゃないでしょうか。

もちろんまた皮肉なことに、脳が発達したおかげで、慢性痛にみられるような脳そのものが痛みを作り上げるということも起こっていますが。

で、現実に腰痛になる人がたくさんいるわけですから、腰痛に関わる骨格・筋肉の解剖学について、体をあつかう私たちとしては解っておいたほうがいいですよね。

痛みの引き金となるトリガーポイントなどの臨床に役立つ話も交えながら楽しく学んでいきますよ。(^-^)/


お読みいただきありがとうございました。


長嶋さん、松井秀喜の国民栄誉賞受賞で思ったこと

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

連休中の5月5日、元巨人軍の長嶋茂雄さんと松井秀喜選手が国民栄誉賞を受賞されましたね。

長嶋さんといえばミスタープロ野球、知らない人がいないくらい有名ですよね。

僕は子供の時は阪神ファンだったので、長嶋・王はライバル球団ということもあり、そんなには思い入れはなかったんです。

どちらかというと、選手時代よりも引退後の長嶋語録のほうが楽しませていただきました。^^

大人になってチームよりも個人の選手のほうに興味をもってからは、松井のバッテイングは結構好きでしたね。


そんな松井選手は、長嶋監督のもとで子弟関係としてほぼ毎試合後に素振りの個人指導を受けていたそうです。

松井選手も引退会見の時、野球人生で一番の思い出は長嶋監督と毎日のように素振りをしたことだと言ってました。


長嶋さんは体感覚の人ですから、自分の感じている感覚をそのまま指導言語に使うので、わからない者には意味不明だったりするんですが、松井はどうだったんでしょうね?

有名なところでは、原辰徳(現巨人の監督)へのバッティング指導の言葉。

「腰のあたりをグーッと、ガーッとパワーでプッシュして、ビシッと手首をリターンするんだよ。」

いわゆるひとつの創造英語と擬音語がバンバンですよね。(^o^;)

6日付の読売新聞の文化欄で、ノンフィクション作家の後藤正治さんがかつて松井が長嶋監督にバッティング指導受けたあとのインタビューで松井に尋ねたことがあるそうです。

―監督は何をあなたに伝えていたのですか?

「へその辺りに気を集中させて球を待てと。そうすれば必ず打てる球が来ると」

―どういうことなんでしょう?

「う~ん、うまく説明できません。実はボクもよくわかっていなかったりして」

そんなユーモアで受け答えしていたそうですが、おそらく松井は長嶋監督の比喩的イメジェリー(?)満載のアドバイスを自分自身の身体に落とし込んで物にしていったんでしょうね。

外的な指示がいくら優れていても、当人の明晰なビジョンだったり理解力にとってかわることはできません。

効果的なトレーニングは当人自身の知覚力からの指示が絶対に必要です。

そういう意味で、松井秀樹は長嶋監督の独特の指導言語を翻訳して自分自身の知覚に置き換えていく訓練を無意識に行っていたんでしょうね。

ヤンキース時代のワールドシリーズでMVPを取った時の松井のホームランはすごかったなぁ。


また一人素晴らしい選手が引退するのは寂しいですが、ひとまずは松井選手国民栄誉賞おめでとうございました!


お読みいただきありがとうございました。



Anatomy In Motionのクールな画像は楽しめますよ

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

facebookをされている方は、ANATOMY IN MOTIONのフェイスブックページを見ると人体解剖をモチーフにしたイメージ画像がたくさん見られますよ。



 





iPodやiPhone用の有料アプリの販売会社のページですが、facebook上で面白い画像をたくさんアップしてくれていますよ。

上の画像著作権保護がついていたら怒られるかなー。(^_^;)



お読みいただきありがとうございました。

自分の骨盤をどう感じていますか?

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

骨盤は英語でPelvisといいますが、もともとのラテン語によるとお椀という意味があるそうです。

2つの寛骨と仙骨で構成された完結した輪っかになっているんですね。


そして、このお椀は前後・左右・上下にたわむ様にして動きます。

チンパンジーの骨盤が平らで動かないのと対照的ですね。




(画像出展 『骨から見る生物の進化』) 


ヒトの女性が出産する際に難産に苦しんだり、痛みを伴ったり、場合によったら母体の命にかかわることがあります。

チンパンジーや他のサルはそのような産みの苦しみがなくてそこいらでスッポンと堕胎するって聞いたことがあるんですが、骨盤の構造と関係あるのかも知れません。(詳しい方は教えてください。^^)

さて、そんな骨盤についてあなたはどんなイメージが浮かびますか?

自分の骨盤のことをどう感じているでしょう?

最近は骨盤といえば「ダイエット」みたいな宣伝がされているので、骨盤に興味を持つ方は多いですね。

また骨盤の歪みとか矯正という言葉も一般に認知されてきているので、ネガティブなイメージを持つ方も多いです。

けれども骨盤について正しく理解しているかというとちょっと疑わしいですよね。

そもそも何故骨盤のことを学ぶ必要があるのでしょうか?

骨盤をちゃんと使えているでしょうか?

何故現代の私たちは骨盤をあまり使わないのでしょうか?

問いかけばっかりですが、こういうことを考えてみるということも大切な学びになるからなんですね。

答えを一方的に与えられるだけでは、深い気づきは起こらないですから。

自分の体を通してまず感じてみること、情報の多い今の世に生きているだけにより自分自身の体感覚を磨くことって大切だと思います。

そして、骨盤の動きは股関節のボールの部分に当たる大腿骨頭と関連づけて理解することが肝要ですね。



お読みいただきありがとうございました。




骨だって生きているんだよね~

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

姿勢について考える場合いろいろな見方ができるのですが、一般的な良い姿勢悪い姿勢というとらえ方ではなくて、その人が重力をどのように受けとめているかという視点もありかと思っています。

あなたのその姿勢は、まさに今受けとめている重力に適応しているわけですよね。

ウォルフの法則ってご存知でしょうか?

19世紀のドイツの解剖学者ジュリウス・ウォルフさんが唱えた、骨にかかる力学的なストレスについての作用を骨折した骨の治癒する過程を調べて法則としたものです。

骨はある部分に体重がかかって強い負荷が生じると骨を作る細胞が活発に働いて増殖していきます。

逆に負荷があまりかからない部位には、さほど強度はいらないと体が判断して必要以上に骨を作らなかったり、骨を溶かして壊してしまうんですね。

すごいですよね~、骨にも意志があるように丁度いい具合に作り変えてくれているんですね。


これをもっともらしい言葉であらわすと、

正常にせよ異常にせよ、骨はそれに加わる力に対抗するのに最も適した構造を発達させるということです。

成長期の子供たちは骨の発育や作り変えがどんどん起こっていますが、大人になった私たちは骨の形の変化はゆっくりと起こります、でも確実に起っています。

重力に対して自分がどのように適応しているか、それによって姿勢も形作られていきます。

昔は田舎の農家でよく見かけた背むしのように背骨が曲がったおばあさんのような摩耗と変形に甘んじるか、80歳を超えても颯爽と歩ける品格を感じる老婦人でいられるか。

姿勢の変化を導くためには、重力の受けとめかたや適応の仕方を変えていくことです。

骨格の解剖を学ぶ時も、模型や化石的な見方よりも生きて常に変化している骨という視点もどこかにいれておくと骨にも愛着が湧いてきますよー。・・・って私だけでしょうか(^o^;)


お読みいただきありがとうございました。



仙骨さんもいろいろがんばってはりますねー

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

骨盤の機能にはいろんなものがありますが、大切な働きの一つにエネルギーの変換機能があります。

特に真ん中に位置する仙骨は、アーチ・システムによって体重を吸収し、重みがかかる方向を変えているんですね。

アーチ・システムっていうのは古代ローマの石橋に見られるようなアーチ状の建造物のようなやつです。


アーチの真ん中には必ずキーストーンと呼ばれる要になる石がはめ込まれています。

骨盤帯を構成する仙骨もまさにこのキーストーンに当たるんですよね。

仙骨の形もちょうどくさび形をしているので、アーチ・システムそのものが重みを分散させます。

仙骨は上からは上半身の重みを受け、下からはGround Reaction Force(地面反力)を受けて相当な力を受けてるんですよね。

まるで会社の中間管理職のように、上からは叩かれ、下からは突き上げられの大変なポジションなんですわ。((>д<))

僕も若い頃に会社組織の治療院で雇われ院長をしていたことがありますが、まぁ~辛かったっす。゚(T^T)゚。

それはともかく、仙骨は重みがかかると基底部といわれる上部が前に傾いたり後ろに傾いたりするんです。

これをニューテーション、カウンターニューテーションといいますね。

坐骨が広がるときに、骨盤底が横方向に広がるのはわかると思いますが、その時に仙骨はニューテーションするので骨盤底の前後も同時に広がります。

仙骨は背骨の一番下に位置する基盤としての役割とともに、ダイナミックに力を吸収しつつ、かかる重みの方向を変えてもいるんです。

どのようにそれが起こるかを明確に理解することは、体幹から脚へのスムーズな力の移行や良い姿勢のための重要なカギになりますね。

恥骨結合は恥ずかしくないぞ~

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

前回の記事で、脚を曲げていった時、仙骨が前に傾いて骨盤底が広がりましたね。

この時坐骨は左右に広がるのを感じたでしょうか?

(イラスト ©エリック・フランクリン )

骨盤は仙腸関節と呼ばれる腸骨と仙骨のつなぎ目と、恥骨同士がつながる恥骨結合によってお椀の形ができています。

腸骨は螺旋形をした8の字をしているので、坐骨が左右に広がると、腸骨の上前腸骨棘(ASIS)は内側に寄ってくるんですね。

そうすると、骨盤にかかる力はどうなるでしょう?

仙骨で分散された力は大腿骨を通って足に流れていきますが、腸骨に伝わった力は靭帯とと恥骨結合への締め付ける構造によって軽減されるようにできています。


骨盤をナッツクラッカー(くるみ割り器)と見立てると腸骨がはさみの部分でくるみが恥骨結合に当たります。

この恥骨結合にかかる力が、ちょうどナッツクラッカーでくるみを挟むような感じなんですよね。

実際には恥骨結合は砕けるわけではないので、ここにかかったエネルギーは骨盤内に蓄えられることになります。

つまり骨盤はエネルギーを蓄える装置でもあるんですね。

そして、つぎのアクションなどの必要なときにこのエネルギーが再利用されるんです。

もし、このような骨盤のしなりを無視して外側から姿勢を固定しようとするとエネルギーの貯蓄と再利用の機会をうしなってしまいます。

体ってほんとにうまくできてるんですね。

うまくできてるんだからうまく使ってあげないとね。o(^▽^)o


お読みいただきありがとうございました。



骨盤はテンセグリティー・システムでもあるんですね

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

ヒトを含めた多くの脊椎動物たちの筋骨格系はテンセグリティー・システムという形を維持する上でたいへん効果的な構造をもっています。

骨盤もまたこのテンセグリティー・システムによって形作られているんですね。

テンセグリティーというのは造語で、tension(緊張・張力)とintegrity(統合・完全性)の語を合わせて、デザイナーであるバックミンスター・フラーさんが考えだしました。

これは、重力がある状態で、張力のある構成要素の緊張とバランスによって、その形を維持しながら立っている構造のことをいうんですね。

このテンセグリティ・システムを採用すると、生物経済的な効率に優れているので、構造全体を使って力を吸収し、また再利用ができるという長所があるんですね。

幼児の遊びのおもちゃでもこのしくみを用いたものがありますね。

圧縮部材である色のついた棒は互いに接触せずに、バランスのとれた張力部材であるゴムひもの連続する構造の中で浮かんでいる状態です。

手で圧縮すると形がたわみますが、手を離すと元の形に戻ります。

  


レンガの壁を想像してもらえますか?


1番上のレンガは2番目のレンガに支えられ、3番目のレンガは1番目と2番目を支えていき、最下部のレンガは上に乗っているすべてのレンガの重みを支えてその重量を地面に伝えます。

そして、この構造だけなら横からの力にはかなり脆いことがわかりますよね。

通常の建物などは、圧縮構造で形を維持しているコンプレッション・システムなんです。

生物は進化の過程で、使用する材料が最小限で力学的強度や効率が最大になるような原理を取り入れてきたんでしょうね。

僕が最初骨格の解剖を学び始めた時、なんてもろい構造の上に人体は形作られているんだろうというイメージをもってしまいました。

こけたらすぐ折れそうとか、関節が押し潰されそうとか、脆弱な人体というイメージだったんです。

もしかすると多くの人もかつての僕のように、骨格はレンガ壁のような圧縮構造をしていて、上からの重みを順々に下の部位が支えていて、それを筋肉が力で補強しているようなイメージを持っているのかも知れません。

人体がテンセグリティー・システムを表した構造なんだということがわかれば、また違ったイメージが作られます。

それは弾力性に富み、荷重がかかると構造全体がそれに合わせて少したわみ、負荷が過度にかかれば構造物全体に力を分散させてダメージを最小に防ぐよう働きます。

骨盤においても腸骨と仙骨の間にはたくさんの弾力性のある靭帯でつながれています。

そのひとつの仙腸靭帯は、両方の腸骨の間で仙骨がバンジージャンプをする時の命綱のような役目をしています。

自分が下に動く仙骨になって腕を上に上げて仙腸靭帯を表してみてください。^^

または、仙骨が腸骨の間で海に浮かぶブイのようにぷかぷか浮かんでいるとイメージしてもいいですね。


この前に仙骨はアーチのキーストーンであると書きましたが、テンセグリティー・システムから見ると、また違ったイメージになりませんか?


お読みいただきありがとうございました。

【残席あります】5月29日(水)開催 骨盤の動きと解剖を学ぶワークショップ

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

動きがあるということは、常にその動きが見えるものだと思われがちですが、力を発生させたり吸収したりする動きは内的なものです。

空間での骨の動きをオステオキネマティック(骨格運動)といい、外から見えない関節内の動きをアースロキネマティック(関節運動)といいます。


そして骨の特定の位置、つまり関節が互いに関連して動くことをカウンターローテーションすると言います.

フランクリン・メソッドではこの生体力学に基づくしくみをボーンリズムと呼んでいます。

関節内の動きは、牽引ー圧縮という他動的な力を加える以外は、転がり・滑り・その場回転のすべての動きがカウンターローテーションの動きをしています。

ためしに手のひらを重ね合わせて、手首のところは動かないようにしながら両手をワイパーのように動かしてみましょう。

手首のところが中心を貫く垂直の回転軸で、指先が骨の動いているところを示しています。

スポンジをこのように捻じると、左右の端が反対方向に動きますよね。

このような動きをカウンターローテーションといいますね。

私たちの体にはすべての骨と骨との間にカウンターローテーションの動きを発生させるボーンリズムが備わっています。

そういう風に動かすのではなくて、ボーンリズムは最初からあるんです。

あるものを正しく使っていなかったり、間違った使い方を意識的にせよ無意識的にせよやってしまっているんですね。

だから本来備わっているボーンリズムを理解することは、体を扱う上で大変役に立つと思いますよ。

なぜ、このようなカウンターローテーションのしくみがあるんでしょうか?

なぜなんでしょうね~。

一つは3次元の動きを作るうえで非常に効率がいいということがいえます。

もう一つは、この記事のどこかに書かれているので探してみてね。(^_^)v

骨盤と大腿骨のボーンリズムは次回のワークショップでも詳しくお話しいたします。


お読みいただきありがとうございました。




ゆるみ打法ってなんだー?

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

このブログをお読みの方には直接には興味はないかも知れませんが、金子竜太郎さんのゆるみ打法・かつぎ桶太鼓ワークショップが今度の日曜日にあります。

桶太鼓というのは、肩から担いで自由に動いたり踊ったりしながらたたける和太鼓の種類のひとつです。


ところで、ゆるみ打法って何だと思いますか?

実は僕もよく知らなかったんですが、講習内容の説明はこんな感じのことが書かれていました。

ゆるんだらたたけない?力って何?なぜゆるみなの?

力として一般的に使われるのは、主として筋力。

一方、ゆるみ打法で使うのは主として自然の力です。

名人、達人に共通することは、力みのない自然体。要するにゆるんでいるのです。

ゆるんだ身体技法(感覚)を太鼓に応用し、初心者でも熟練者でもわかりやすく取り組めるようにしたのが、竜太郎メソッドゆるみ打法です。
 
ゆるんだときの気持ちよさと音やフォームの変化を体験し、
 一般的なリラックスや力みとの違いなど、ゆるみの本当の意味とやりかたをお伝えします。

どうですか?

運動指導されている方は、なんとなく感覚的にわかるんじゃないでしょうか。

「力とは筋力を使うのではなく、自然の力を使うこと」というのは重力への意識やボーンリズム・ダイナミックイメジェリーを使ったしなやかな動きと言い換えることもできます。

金子さんはプロの和太鼓プレーヤーで鼓童でも活躍されていました。

以前ふんどし一丁で大太鼓をたたいている姿を見たことがあるのですが、筋肉隆々のめちゃええ体したはりましたよ。

そんなええ体の金子さんは、実は筋肉を使うんじゃなくて力を抜いてゆるんだ感覚で打ちなさいと教えているんですね。

和太鼓という楽器の演奏に対する体の使い方の指導ではありますが、ヨガ・ピラティス・ダンス・スポーツのパフォーマンスにも共通する要素があるように思います。

興味のある方は金子さんのブログに動画が出ているので参考にしてみてくださいね。(^O^)/


お読みいただきありがとうございました。


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