こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。
ワークショップでは、パートナーと組みになってエクササイズをすることがよくあります。
組になって行うエクササイズが効果的なのは、タッチを使ったワークができるからなんですね。
その際、注意すべきことは、触れる側が心地よくてゆったりと呼吸していて、楽な姿勢で行えている事です。
もし触れていることがしんどくなってきたら、休んだほうがいいんです。
これは、僕たち治療家やセラピストさんにも言えることで、施術する者が心穏やかでなかったり、力まかせの施術をしたり、治してやろうと意気込み過ぎていたりすると、そこには緊張が生まれます。
この緊張は相手にも、「同調」という現象によって伝わってしまうんですね。
ですから、タッチはやわらかく行い、澄んだ気持ちでやることがコツです。
触れることの主な効果は常に、行う人の内的な状態を通じて得られる。・・・
触れられる方は、タッチがいかなる理由でも心地良くなかったら即座にそれを伝えなければいけない。
触れる方の気分を害さないようにと、心地良くないタッチを我慢することは、どんな状況下であってもしてはならない。
会話を続けよう。
「そこをもう少しお願い。もっと強く。ちょっとストップ、痛いよ。」といった風に。
タッチを含むエクササイズの最大の成果は、柔軟性が増し、ゆったりすることである。
どのようにしてそれが可能になるのだろうか?
身体は、脳において身体の地図が表出されている。
タッチを通じて、この地図がより明確になるのである。
リラックスして体の内部を意識化しやすい状態を作ると、新しい体感覚の経験が得られやすいんですよね。
ワークショップでは実際に組になってワークをするので、本を読んでイメージするだけよりも、さらに楽しみながら感じられますよ。(^O^)/
お読みいただきありがとうございました。