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モートン先生のワークショップはすごい人です!

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

今日から東京にきています。

モートン・ディスマー先生のフランクリン・メソッドワークショップに参加するためです。

モートン先生は元大道芸人であり、ダンスのパフォーマーであり、合気道の実践者でもあります。

ユーモアとダンサブルな表現に富み、適格な言語誘導には定評があるのでとっても勉強になります。

今回ワークショップのサポート役を兼ねて参加させていただきました。

来てみてびっくり、60名を超す参加者でもー熱気むんむんですよ。

フランクリン・メソッドが少しずつ認知されてきたようで、うれしいですね。

しっかり勉強してきて、またみなさんに還元できるようにがんばります(^-^)/


お読みいただきありがとうございました。



なぜ動きをよくすることは必要なのでしょう?

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

何かの運動をするという場合、多くの人は汗をかいてスカッとしたかったり、身体を動かすことそのものが目的であることが多いですね。

でも何かエクササイズをするという場合は、脂肪を燃焼させて痩せたいとか、筋肉をつけたいとか、柔軟性を高めたい、敏捷性を高めたいなどさまざまな目的があってエクササイズが選択されています。

そして選択された種目が、自分の目的にマッチしていることもあれば、そうじゃないことも起こります。

たとえば、十分に柔軟性のある方にとってストレッチングは不要なエクササイズであり、必要なのは筋肉を鍛えて安定性をつくることです。

また男性によくありがちなのですが、体が硬くて腰痛などの痛みを生じたときに言うセリフが決まって「腹筋鍛えたほうがいいですか?」なんですよね。

いまその方に必要なのは、筋トレではなくて柔軟性を引きだすエクササイズですね。

そう考えると、流行っているからとか、自分が耳にした情報だけを頼りにやみくもにエクササイズを選択することはあまり賢いやりかたではありません。

以前に流行ったビリーズブートキャンプやコアリズムをやったおかげで、何人も腰痛患者が来院されましたよ。(><;)


ですから運動指導を行う指導者は、エクササイズの引き出しをたくさんもっているのと同じくらい相手の体がより良く動ける方法を見極めないといけません。

なぜなら、指導をうける人はそのエクササイズをすると動きがより良くなるかどうかなど解らないのですから。

それにしてもなぜ人間だけがエクササイズなどを必要とするのでしょうか?

人間以外の動物で、歩き方や姿勢改善のエクササイズをしているなんて聞いたことありませんよね。

いったい何がおこっているんでしょうか?

人類が木から降りて、サバンナでの生活を始めたのが今から遡って30万世代と言われています。

それに対して、農耕生活が始まったのが約300世代前です。

私たちの体の神経系統は果たしてどちらの生活で使っていたものをベースにしていると思いますか?

おわかりですよね、狩猟採取の生活のために、毎日歩いたり走ったり、よじ登ったりしていた頃の体の使い方の指令系統を引き継いでいるんですね。

動物たちが環境の変化が少ない状態で生活してきたのと比べて、ヒトは自らの生活環境を急激に変化させてきました。

1日中全く歩かずに座りっぱなしだったり、背骨や骨盤、首・肩を動かすことなく生活できるような便利(?)な世の中です。

逆に、同じ姿勢や同じ動作のくり返ししか行わない結果、フレキシブルな動きができることをもはや体も脳も忘れてしまっている状態になりました。

これが、現代人にとってエクササイズが必要になった最大の理由じゃないでしょうか?

エクササイズやトレーニングというのは、日常でやっていること、つまり立つこと・座ること・歩くこと・呼吸すること・休息すること・考えることなどをより良くすることです。

スポーツなどのパフォーマンスの向上は、日常生活でやっていることの延長上にあります。

そして、大切な事は、もともとどのように動くようにできているかを知り、それを体現することでより良く動くことができることで、はじめの一歩がふみだせるんですね。

エクササイズは現代人にとっては、もはや必要不可欠なものです。

小学校で正しい歩き方を教える時間を作ってほしいくらいです。

でも積極的に運動したいとは思わない人たちも少なからずいらっしゃいます。

そのような方たちを無理に振り向かせるのは難しいですが、仮に指導の機会が得られるとしたら、エクササイズのキューイングで優先すべきことが3つあります。

1つはそのエクササイズが楽しみであり喜びの感情が湧いてくること。

2つめは、いい呼吸をつづけることができていること。

3つめは、よけいな力、緊張がないこと。

楽しければ人はもっとやりたいと思いますし、楽しくなければやりませんよね、これが脳のしくみです。

一旦楽しくない、嫌だ、しんどいという感情が生じたら脳はやりたいリストの対象から削除してしまいますね。

ですから、いきなりフォームの指導からは入らないようにしましょう!

フォームつまり形から指導を始めてしまうと、実は体にとってよくないこともさせているということなんです。

まず楽しめること!フォームを教えるのはそれから後で十分なんですから。(^-^)/



お読みいただきありがとうございました。

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専門家のインタビューなどから、菌やウイルスの特徴と対策をご紹介します!

フランクリンメソッドで提案しているパラダイムシフトとは?

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

先日、東京で受けたフランクリンメソッドのワークショップで2つの重要な「常識を覆す」提案をされていました。

ムーブメント界におけるパラダイムシフトについてです。

パラダイスシフトじゃないですよ、パラダイム。(* ̄Oノ ̄*)

南洋の楽園



こちらは失楽園・・・m(_ _ )m


パラダイムとは、「規範」や「範例」を意味しますが、拡大解釈として「支配的な考え方」のように使われています。

パラダイムシフトとは、ある前提の下に問題解決を行い、一定の成果を上げるが、その前提では解決できない例外的な問題が登場してくる。

このような問題が累積すると、異端とされる考え方の中に問題解決に有効なものが現れ、解決事例が増えていく。

そしてある時期に、新しい前提の下に問題解決が多く行われるようになる。(以上ウィキペディアより)

たとえば、人間は神さまがアダムとイブを作ったというパラダイムから、ダーウィンの唱えた進化論というパラダイムにシフトしましたね。

また、地球の周りを天体が回っているという「天動説」というパラダイムから、コペルニクスやガリレオの唱えた「地動説」にパラダイムがシフトしました。


フランクリンメソッドの提案するパラダイムシフトとは何でしょうか?

一つは、エクササイズやフォーム(型)へのフォーカスから、機能の体現へフォーカスを切り換え、トレーニングやトリートメントでの動きの改善にしていくこと。

つまり、機能的エクササイズというのは、特別なことをするのではなくて、いつもやっている事を通してエクササイズにする必要があるのです。

もう一つは、人を助け指導していくためには、より多くの詳しくて人がまだ知らない情報を集め続けなくてはならないと思い、自分自身の確固とした経験と体現から離れていくという現状を変えていくこと。

なかなか理解しにくい言い方かもしれませんが、脳みそが揺さぶられる感があれば、あなたの潜在意識は何かを感じ取っているはずです。

クライアントさんが、自分自身で変化を作り体現することに意識を向け、自分自身の力で問題や課題を解決していくことができる技術や能力を獲得できるようにするのがフランクリンメソッドのアプローチです。

より多くの情報や知識を詰め込み、たんにフォーム(型)やエクササイズをさせることとは根本的に異なるアプローチなんですね。

体でかんじる解剖学講座も、この新しいパラダイムに則っておこなっています。(^-^)/



お読みいただきありがとうございました。

じぇ!痛みの医療にもパラダイムシフトがー

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

前回、ムーブメント界におけるパラダイムシフトについて書きましたが、実は痛みの医療においてもパラダイムシフトが起こっているのを知っていますか?

人が感じる「痛み」という感覚は、非常に複雑なんですよね。

足を何かにぶつけて腫れて痛いというなら、単純に組織の炎症が痛みの原因だとすぐわかりますね。

傷が治癒すれば痛みも消えていきます。

ところが、痛いんだけれど場所をはっきり特定できない痛みというのがあります。

腰痛にせよ、膝痛にせよ、肩の痛みにせよ、外傷が原因でないものは基本的には代償作用による「機能の変化」が痛みを発現させる元になっているんです。

機能の変化とは、運動機能の場合もあるし内臓機能の場合もありますね。

ところが、痛みを訴えて病院へかかると、まず最初に検査されるのがレントゲン撮影での骨の異常の有無です。

骨に異常がなければ、今度は靭帯や椎間板などの軟部組織の状態がわかるMRIの検査を受けます。

ここで、運悪く構造的な問題が見つかれば、痛みの犯人逮捕となるわけですね。

非常によくあるパターンが、座骨神経痛の犯人が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄だったり、膝の痛みの犯人が軟骨のすり減りや半月板の損傷だったりという誤認逮捕ですね。


じぇじぇじぇ~!、ヘルニアがあっがらいでんでねーの、軟骨が当たっがらいでんだべー

お医者さまが、そうかだってんだがらまちげーねーべ。(あまちゃん風で^^)


そうですよね。

でもちょっと考えてみてください。

椎間板ヘルニアはなんで起こったんでしょうか?

不快な刺激が生じたことで、体に代償的な動きが生まれ、それが元で機能の変化が起こり、その結果として構造や形態の変化が起こったわけですよね。

それに、健常者であっても椎間板ヘルニアや脊椎の異常を持っている人はかなりの確率でいるわけです。

江戸時代には、なまずが騒ぐと地震が起こると言われていましたが、まさか現代人は地震はなまずが起こしているとは思いませんよね。


地震は地殻のプレートがずれるために起こるということは今は常識です。

つまり、構造の変化が痛みの原因というのは、地震起こすのはなまずちゃんだと言っているのと同じなんですよね。

ほんとうに因果関係があるのは、機能が変化したことなんです。

だから、「痛み」の医療は構造的なアプローチから機能的なアプローチにパラダイムシフトしていかないと、痛み医療の出口がなかなか見えてこないことになります。

ただし、機能の変化だとわかったとしても、これまたさまざまな要因が絡んでくるわけですよ。

・筋・関節の問題
・姿勢などの体の使い方
・栄養の問題
・内臓機能
・リンパの停滞
・心の問題

などなどの絡みを紐解いていくには、必要な治療手段をいくつか組み合わせていろんな角度からアプローチしていかないといけません。

僕自身もすべてのことに対応できる術は持ち合わせていないですが、少しずつ引き出しを多くしていけるようまだまだ勉強中です。(・ω・)/

機能の変化の中で、間違った運動パターンによる体の使い方の問題については、自分自身が脳の間違ったプログラミングを書き換えないといけないので、エクササイズが必要になります。

その前提になるのが、本来体はどのように動くように出来ているかを知ることですね。

そして、機能の体現を通して、間違った代償性の動きが改善できれば、構造の変化によって摩耗することも避けることができるんじゃないでしょうか。



お読みいただきありがとうございました。



【ワークショップの感想】カラダとココロ、両方で納得できた気がします!

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

前回のワークショップに参加された方から、感想のメールが届きましたのでご紹介しますね。


N子さん、どうもありがとうございました!

こちらこそ、おかげでとても楽しい講座にすることができました。(^O^)/

学ぼうとする姿勢が半端なく感じられるので、こちらもワークショップで伝える内容以上のことまで思わず伝えたくなりますよね。(≧▽≦)



畳の和室はこんな感じです。(*^o^*)



骨ちゃんとじゃれ合ってます。f^_^;


是非またご一緒に学んでいきましょう!

>次回のワークショップはこちらです。


お読みいただきありがとうございました。



骨盤の前傾・後傾で脚の形が変わってきますよ

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

骨盤は3つの骨で構成されていて、仙腸関節と恥骨結合で動きが作られていましたね。

ボーンリズムというのは、骨と骨の関節の中での動きを表します。

それとは別に見かけ上の骨の動きというのも実際に起こっているんです。

たとえば、骨盤の前傾・後傾という動きがありますね。

この場合は骨盤をひとつのユニットととらえて、骨盤全体が前に傾いているのか、後ろに傾いているのかを表しているんですね。

両足を地面につけた状態のクローズ・チェーンの場合、骨盤を前傾させると骨盤以外の部位に連動した動きが起こります。

まず、腰椎の前弯が強まります。

大腿骨は内側に内旋していきます。

同時に下腿の脛骨も内旋していきます。

膝関節はピンと伸びていきますね。

足部の距骨下関節は、外転し外反足になって重心が小指側に移動するんですね。

足のつま先を内向けにすると、骨盤の前傾もさらに強まって、外足荷重になり、これでりっぱなO脚になりますね。

O脚の基本的なメカニズムは以上のような骨の動きの連動でつくられます。

   


今度は逆に、骨盤を後傾させるとどうなるでしょう。

腰椎の前弯が弱まり、後弯が強くなりますね。

大腿骨は外側に外旋します。

脛骨も外旋してきます。

膝関節は少し曲がってきますね。

足部は内転し内反足になって、重心がかかと側へ移動します。

つま先をハの字に開いてかかとをつけ、お尻の穴をぎゅっと締めるようにすると、より骨盤の後傾が強まりますね。

こうすると、O脚だった脚の膝や腿がくっついてきます。

  


実際に内股で立つのと、外股で立つのとで、どのように変化するかやってみるとわかりますよ。

なお、上の写真はフランクリンメソッドを応用して、O脚矯正をおこなった際のビフォーアフターの写真です。

このように骨盤の前傾後傾という動きが変わるだけでも、下肢の骨の動きや背骨の動きが連動して変化するんです。

この見た目の骨の動きは、大腿骨が内旋すれば、脛骨も一緒に内旋していましたが、膝の関節内の動きとしては、必ずカウンターローテーションをしています。

つまり大腿骨が内旋すれば脛骨は関節内では外旋してるんですね。

骨盤と大腿骨でいえば、骨盤が前傾すれば大腿骨は内旋の動きをするけれど、寛骨と大腿骨頭の動きをみると、外旋しているんです。

ややこしいですよね~。(*_*)

でもこのことを、混同されている方が結構いらっしゃるので、頭のトレーニングだと思ってイメージしながら動いてみてくださいね。(^-^)/



お読みいただきありがとうございました。



脚を上げると骨盤に何がおこるのでしょうか?

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

片方の脚に体重をかけ、足を前に踏み出そうとした時に、骨盤に何がおこるでしょうか?

その動きの中で、体はどのように安定性を生み出そうとするのでしょう?

骨盤の寛骨と仙骨は、仙腸関節でつながっていますが、体重を一方の脚に移した時(つまり片脚立ちになりますね)、脚から骨盤にかかる力は2倍になりますよね。


そうすると、寛骨は仙骨に対して、上方にトランスレート(平行移動)します。

関節の動きの表現としては、アップスリップといいますね。

その反対がダウンスリップで、下方へトランスレートすることです。

というわけで、体重を片脚にかけると、体重のかかっている側の寛骨がアップスリップするんですよ。

へぇーじゃあ、その時仙骨はどうなってんのと思いますよね。

仙骨は、体重をかけた側の脚でより上からの重みを受けるので、そちら側でよりニューテーションの動きをします。

ニューテーション、覚えてますか~。

前にうなずく運動でしたね。

ついでに言うと、このとき寛骨の上前腸骨棘(ASIS)はインフレアし、仙骨には斜めの軸ができてその軸にそってニューテーションするんですよね。

このあたりは、文章だけだと良くわからないかも知れないので下の図を参考に。



この図は、Diane Lee著 『ペルビック・アプローチ』 医道の日本社

からお借りしました。(スキャンがずれてますが(^_^;)

骨盤帯のバイオメカニクスを学ぶのに、手頃でわかりやすいのでおすすめします。

本の中でも文章での解説がありますが、何言ってんだかわからないので本を投げ出したくなる時がありますよね。

このような動きのシミュレーションは、頭の中だけだとわけわかんなくなりますが、実際に体を動かしながらイメジェリーを使っておこなうと、すんなり理解できてしまうもんなんですわ。

以上のような骨盤の動きが、歩行のときの動きの理解につながるんですね。(*^o^*)/~


お読みいただきありがとうございました。




腰椎のカーブが上下にしなるんですね

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

今日は、骨盤の動きが背骨にどのような影響を及ぼすかをみてみましょう。

両脚を肩幅くらいに開いて、脚を屈曲させてみましょう。

そうすると、仙骨の基底部の重みは前に移動してニューテーションしますね。

背骨は仙骨の上に乗っかっているので、脚を屈曲すると腰椎はわずかに前へと動きます。

腰に手をおいて、脚の曲げ伸ばしをするとき、腰椎がどのように変化するか意識してみましょう。

脚を曲げた時は、腰椎は柔らかく前弯してしなり、脚を伸ばした時は、後ろに後弯するように長くなります。

へびのおもちゃで、表現するとこんな感じでしょうか。(・∀・)


   脚を屈曲した時の脊椎

 

   脚を伸展した時の脊椎

もし、脚を曲げる時に腰をまっすぐにしようとすると、仙骨をニューテーションさせ、腰椎のカーブを深くする動きに逆らうことになるので、腰の筋肉が緊張してしまうんですね。

なので、もしエクササイズやダンスのレッスンで、脚を曲げる時に腰を伸ばすとか、頭のてっぺんをひもで引っ張りあげられているイメージを使っているとしたら、ボーンリズムが使えていないことになります。

正しいイメジェリーは、屈曲する時は腰椎カーブが深くなり、伸展する時はカーブが長くなるのが本来の正しい動きです。

ジャンプして背骨のカーブを長くしたまま着地してみるとよくわかりますよ。

着地したときのダメージが大きいですからねー。((>д<))



お読みいただきありがとうございました。



片脚を上げたときの骨盤と背骨のリズムは?

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座の稲田です。

講座名とニックネームが変わりましたのだ。(^-^)/

今日も骨盤ネタです。

さて、片方の脚に体重をかけたら、骨盤内でどんな動きが起こるかについて、前々回お話しましたね。

寛骨がアップスリップして、仙骨に斜めの軸ができて体重がかかっている側がニューテーション(うなずき運動)するんでした。

右脚に体重をかけた場合、仙骨には左斜めの回転軸ができます。

仙骨の左上から右下へと走る軸ですね。

逆に、左脚に体重をかけると、右斜めの回転軸が右上から左下に走るんです。

このあたりは、ちょっとむずかしいかもしれないので、歩行のテーマの時にもう少し詳しく書く予定です。^^

じゃあ、右脚に体重をかけた時、背骨はどのように動くのでしょうか?

両脚をついた状態で脚を曲げたら、脊骨はS字カーブがより深くなるようにしなるんでしたね。

片脚立ちの場合は、背骨は体重がかかっている側の脚とは反対のほうに向かって回転します。

このことを体感的に実験してみましょう。


では、おへそに指を置いてください。

体重をかける側の脚と反対の方向に「へそ」を引っ張るようにして、背骨の回転をイメージしてみましょう。

どんな感じですか?

今度は、体重をかける側と同じ方向に「へそ」を引っ張って背骨の回転をイメージしてください。

抵抗を感じるようであれば、あなたの感覚は正しいです。

間違った動きでイメージすると、本来の機能が働かないので抵抗を感じるんですね。

このようにして、仙骨ー寛骨ー背骨の動きは、カウンターローテーションしながら動きのリズムをつくっているんです。

寛骨と背骨は同じ方向に回転し、そのあいだにある仙骨は逆回転しているんですね。

体重移動のときも、片脚上げのときも、歩行のときもすべて同じボーンリズムで動きが作られているんですよ。

いや~ほんとに骨盤ってすごいですねー。(^O^)/


お読みいただきありがとうございました。

ワークショップはふつうの主婦の方でも参加していいんですよ!

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

昨日は感じてわかる体のしくみワークショップの『骨盤の動き』を開催しました。

京都以外からも、遠くは和歌山の海沿いの方からや兵庫・大阪からも参加していただきました。

そして、みなさんキャラが濃い・・・じゃなくて個性的で素敵な方ばかりでとっても楽しいワークショップになりました。(^∇^)

今回は運動指導やバレエの先生以外に、主婦をしながら自分自身のコンディショニング作りに励んでらしたり、自彊術という健康体操を実践されている方も参加してくださいました。


参加の動機と目的をおたずねしたところ、

「もっと体の動きのしくみを知りたいんです。」

「自分のコンディショニング作りのために、体のしくみを勉強して役立てたい!」

いや~、すごいですねー。

お二人とも、失礼ながら50歳を越えておられます。

それでも尚、好奇心のかたまり、純粋に学びたいーという気持ちが伝わってきました。

しかもキャラ最高~!(すんません、m(_ _ )m)

僕も見習いたいと思います。

物理学のおすすめ本で、『力と運動』ポール・ヒューイット他 という数式を使わない物理科学のテキスト本があるのですが、学生諸君へというまえがきにこんなことが書かれています。



われわれは物理学を楽しんでいる。
諸君も同様であろう。
というのは、諸君はそれを理解するからである。
植物学の法則を知っている人ほど植物のよさがわかり、また音楽のこみいったことを知っている人ほど音楽がよくわかるように、諸君が自然の法則を知るほど、周りの世界がいっそうよく理解できるようになるだろう。
物理を楽しもうではないか!


ヒューイットさんらが呼び掛けているのと同様、このお二人も、自分の体をもっとより良くしたい、体操や自転車をうまく操るための体の動きをもっと楽しみたいんですね。

そのためにも、もっと体のしくみを知りたぁーい、ということで学びに来られたんですね。

ブログのタイトルにセラピスト・運動指導者の為のと書いていますが、積極的に体のしくみを学びたい方にも門戸は開けていますので、是非ご一緒に学んでいきましょう。

Yさんからは、こんな感想をいただきました。

骨盤の働きが互いにバランスを取りながら動いていることを感じられた。

シコ踏みの動きの股関節と仙骨と寛骨の動きがわかり本来の動き方がわかった。

とても楽しくわかりやすかったです。




お読みいただきありがとうございました。



背骨のデザインには深~い意味があるのよね

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

背骨の形をじっくりと見たことはありますか?


ヒトの背骨はなぜこのような形をしているのでしょうか?

背骨の機能は、このようなデザインとどのような関係があると思いますか?

背骨は椎骨といわれる一個づつの骨が集合した細長い柱で、カーブがありますね。

正面からみると、背骨はオベリスク(先細四角柱でもともとは古代エジプトの神殿などに建てられた記念碑)のように見えます。


これは最も安定した構造なんですね。

横からみると、ダブルS字カーブを描いているのがわかるでしょうか?

何のためにこのようなカーブがあるのか、もうおわかりですね。

力を吸収し、吸収したインパクトを筋肉や靭帯のストレッチに変換してエネルギーを蓄えるんですね。

骨盤と同様に、背骨もダイナミックに力を吸収し、エネルギーを蓄え、次の動きに移行させるよう働いています。

もしこのカーブがなければ、力の吸収がうまく働かないので衝撃をもろに受けてしまい、摩耗する可能性が大きくなってしまいますね。

実際のところ、背骨は支えるという働きだけではなく、動きを作ったり、脊髄を守りながら神経伝達の要の働きもこなしています。

安定させながらも動きも作るという、人間の生きていく上での最も大切なインフラを背骨のデザインからも読み取ることができるんですね。



お読みいただきありがとうございました。



どの背骨の形が正しいのでしょうか?

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

背骨はダブルS字にカーブを描いているわけですが、じゃあどのくらいのカーブが正しい背骨の形といえるのでしょうか?

背骨の基盤にあたるのが仙骨ですね。

仙骨は構造的には背骨の一部ですが、機能面からみると骨盤の一部とみなすこともできます。

骨盤が前に傾いたり、後ろに傾いたりすることで、その上に乗っかっている背骨のカーブが変化するというのはわかりますよね。

立ち上って、尾骨のしっぽを後ろに跳ね上げるように骨盤を前傾させてみましょう。

背骨のカーブはどう変化しましたか?

今度は尾骨のしっぽを股の間に巻き込むように骨盤を後傾してみましょう。

背骨のカーブがかわりましたよね。

このように骨盤の傾き加減によって背骨のカーブはある程度決まってきます。

それって、何度くらいの角度が正しいんですか?って聞かれたことがあるんですが、さぁどうでしょう?

前過ぎず、後ろ過ぎず、いわゆるニュートラルポジションっていわれる正しい角度は何度でしょうか?

そんなのわかりましぇん。(?_?)

カーブの深さは個人差があります。

もっと言えば、人種によっても異なりますね。

黒人などアフリカ系の狩猟民族は骨盤前傾ぎみなので、背骨のカーブも深いですが、私たち東洋人のような農耕民族は彼らより骨盤後傾ぎみで背骨のカーブもより浅くなるようです。

黒人のアスリートのヒップなんかすごいですもんね。

 

~女子陸上短距離のアリソン・フェリックス(アメリカ)とベロニカ・キャンベル・ブラウン(ジャマイカ) 強靭でいてしなやかな骨盤と背骨~


ということは、どの背骨の形が正しいかと言えないことがわかりますね。

大切なことは、直立歩行をする私たち人間にとって唯一正しい背骨のフォームを求めるのではなく、カーブのバランスと弾力性を考慮することだと思います。




お読みいただきありがとうございました。



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あなたの背中はどんな言葉を語っていますか?

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

あなたは、背骨や背中と言った時に、どのような言葉を思い浮かべますか?

また、友人や知り合いはあなたの背骨や背中についてどんなことを言われることが多いでしょうか?

ちょっと考えてみてくださいね。

たとえば・・・

猫背 痛い 歪んでる かたい 年寄くさい 泣いている などのネガティブなイメージをもつことが多くないでしょうか?

自分の背骨に対するイメージが、こんな役に立たないマイナスのイメージでいいんでしょうか?

いいことないですよね。

健やかな背骨や背中をつくるために、まず最初にしなければいけないのは言葉、比喩、イメージを変化させることです。

なぜなら、背骨というのはマインド・心理の変化に即座に反応する運動器だからです。

男は背中で語るとか、背中に羽が生えたようとか、背骨がしっかりしているとか、感情や心理をあらわす表現として使われますよね。



フンボルトペンギンも背中で語る(*^▽^*)

腰痛持ちの患者さんなんかは、自分の背骨に対するイメージがかなりネガティブになっていることが多いです。

ある方は、以前に立てなくなるほどのぎっくり腰になってから、毎年1回は必ずぎくっとくるとおっしゃいます。

その方に自分の背中のイメージを聞いてみると、まるでベニア板が貼りついていて真ん中でパキッっと割れているようなイメージだそうです。

このようなイメージをずーと持っていたら、そりゃ筋肉もパンパンに張りますよね。

自分の背骨、また体に対してどんなイメージを持っているか、どんなポジティブなビジョンを持つかってとても重要なことなんです。

ご自分で背骨をいろいろと動かしながら、ネガティブな言葉がけをした時とポジティブな言葉がけをした時でどんな変化を感じるか是非やってみてください。

体はイメージしたようになります。

水だと思えば水になり、風船だと思えば風船になり、砂の粒子だと思えばそうなります。

思考は現実化するというのは、脳の中でイメージと現実は区別できないというしくみがあるからですね。

だからといって心配しないでいいですよ、実際に砂人間になるわけじゃありませんから。(^▽^;)

お読みいただきありがとうございました。




解剖の知識は使えてなんぼ、ですよね

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

鍼灸師の方がよんでくれているかどうかわかりませんが、今日は鍼灸に関するおはなしを。

治療関係のあるフォーラムの書き込みを読んでいたら、鍼灸実技の講師の先生が若い鍼灸師に対して「筋膜をとらえられない」「筋膜まで鍼を到達させることができない」と嘆かれていました。

その原因として、鍼灸学校でしっかりと解剖学を学んでいないことをあげておられます。

また、学校側も解剖学を単に暗記ものとしてしか指導していなくて、実際の臨床と結びついていないことを指摘され、筋骨格を3次元のものとして把握できていないので、事故を起こすのが怖くて深く刺せない鍼灸師が多いそうです。

さらに、鍼灸術は浅く刺して気の変調を調整するのが高度なスキルであって、深く鍼をさすような方法はレベルの低い施術だという風潮もまだあるようです。

なるほど、たしかにおっしゃるとおりで。

でも、何十年か前の僕が学生だったころだって、同じような状況だったように思いますよ。

解剖学だって、今のような3Dの教材もないし、試験のために暗記するだけの授業でしたもん。


そしてまた、この先生はこうも指摘されているんですね。

鍼灸学校の欠点は、触診の練習をほとんどしていないから触れて何があるのかがわからない。

その触診のしかたを教えても、こんどは解剖学の知識とリンクしていないからこれまた使えない。

そこで解剖学の知識を教えると、こんどは学校でさんざん教えられた「危険性」の恐怖がでてくるんだそうです。

どないやねん!

結論として、臨床経験の少ないもしくは経験ゼロの教員が鍼灸実技を受け持っているという鍼灸学校の実態が問題だとおっしゃってました。

なんともはや、今も昔も同じやね。

学生のみなさん、学校に多くを期待しないほうがよろしいですよ。

必要な学びは自分でアンテナを立てて、工夫して学んでいきましょうね。

今は情報だけはわんさかありますから。

何がしたいのか目標を定めて、小さくてもいいから自分の核となるものを学生時代に作るといいですね。

あとは、学び続けることと経験の蓄積ですね。

僕もまだまだ道の途中です、がんばりましょう!(^O^)/



お読みいただきありがとうございました。


背骨の椎間関節の動きをイメージしてみよう

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

椎骨という骨の連なりである背骨では、どのような動きが可能なのでしょうか?

脊椎のしなやかさ、柔軟性に影響を与えるものには何があるでしょう。

椎間関節が持つ方向性、棘突起の大きさ、胸郭を構成する肋骨の硬さ、椎間板の高さ、靭帯、筋肉、腱などによって可動域が決まりますね。

そして脊椎の頚部、胸部、腰部ではそれぞれ主要な動きに違いがあるんですね。

胸椎では棘突起と肋骨による制限があるため、あまり伸展はできません。

腰椎では椎間関節の構造から、回旋と側屈の動きは少ないですね。

それに比べて、頚椎ではたくさんの動きが可能です。


椎間関節は頚椎~胸椎~腰椎で関節面の角度がゆるやかに変化していきます。

椎間関節は平面関節なんですが、それぞれの関節面を次のようにたとえることができます。

頚椎はゆるやかな傾斜の屋根、胸椎はAの形の傾斜の急な屋根、腰椎は下からかぶった耳あてでしょうか。

  

  

 


イメージできるでしょうか?

屋根の片側の傾斜が関節面の角度です。

屈曲時には、上の椎骨の下側の関節面は上・前にスライド。

伸展時には、同じく下側の関節面は下・後ろにスライドします。


それぞれの椎骨上下にある椎骨が椎間関節でスライドすることで全体の背骨のしなりを作っているんですね。

この椎間関節の動きを視覚化して動きを体現してみると、背骨の動きが格段に良くなっていることに気づけますよ。



お読みいただきありがとうございました。



背骨の連成運動ってなんじゃいな?

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

今日は、背骨を一方に側屈させると同側に回旋するのか、対側に回旋するのかを探求してみましょう。

関節はすべて3Dの動きをしますから、側屈だけが起こることはありませんね。

カーブした竿を横に曲げるとねじれができます。

1903年、医師のロバート・A・ロベットはカーブした竿を横に曲げると回転し、回転させるとカーブした竿は横に曲がると発表しました。

このことを連成運動といいます。

その後頚椎~胸椎~腰椎での、この連成運動はロベットの法則として知られるようになりました。

それは、

・腰椎は側屈すると、凹側へ回旋する。

・胸椎は側屈すると、凸側へ回旋する。

・頚椎は側屈のあと、凹側へ回旋する。


その後、オステオパシー医学では有名なハリソン・H・フライエットは脊柱のバイオメカニクスを分析して1920年代に「フライエットの法則」として脊柱の力学モデルを発表しました。

その第1の法則は、中間位(ゆるやかな屈曲位)から側屈すると、椎骨は側屈によってできた凸側へ回旋する。

第2の法則は、関節面が接触している屈曲位か伸展位から脊柱を側屈すると、椎骨は同側回旋する。

ということなんですが、なんだか難しそうだにゃ~。


フライエットらの時代には、画像を使った研究などはまだできませんでしたが、今日でも有用なモデルとして紹介されています。

フランクリン・メソッドでは、後頭骨・環椎(C1)/軸椎(C2)を除いて、頚椎と胸椎は側屈とともに同側回旋し、腰椎は側屈においてわずかに対側回旋がおこるということを発見しました。

なぜなら、このようなボーンリズムを体現することによって機能の向上につながるからです。

このあたりのことは、頭の中だけで考えても難しいかもしれませんね。

実際にワークショップなどに参加して動きを体現してみると、なーるほどとすぐに腑に落ちますよ。(^O^)/



お読みいただきありがとうございました。



日常での体の使い方が大切なんですよね

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こんにちは。体で感じる解剖学、講師の稲田です。

整体をしていて感じることは、痛みなどの症状が施術治療によって軽減しても、しばらくすると又同じような症状が再発してくる場合があることです。

そのような方は、日頃から間違った体の使い方をしていることがほとんどなんです。

そもそも痛みなどの慢性症状をもって治療に来られる方は、体のしくみを無視して負担をかけたまま、長年手入れをすることもなく、酷使し続けたことが原因なんですね。

ですから、治療をする者としては、日常の正しい体の使い方を指導するということも大事な仕事と考えています。

そのような観点から、日常生活の体の取り扱い説明をわかりやすく書かれた本があるので紹介しますね。

『腿裏(ももうら)を伸ばせばカラダが変わる!』

著者は千葉県で整体院をされている谷澤健二先生です。

谷澤先生はぎっくり腰を数分の施術でぴんぴん歩いて帰らせるという技で患者さんの信頼が絶大なのですが、体の使い方の指導にも力をそそいでおられます。

この本のテーマは、腿裏(ももうら)つまりハムストリングスを柔軟にし、しっかりと使えるように動作をすれば日常のほとんどの動きを正しくできるということです。

ハムストリングスに徹底してフォーカスして、姿勢や動作の分析をし、一般の方向けにやさしく解説しているところはとてもためになります。

また、この手の本の多くが手前味噌的な記述、もったいつけて有益な情報は何も出さない、患者さんの痛みから解放された声の紹介などで終始していることが多いのですが、この本は誠実に書かれていて好感がもてます。

日常生活の動作というのは、立つ・椅子に座る・正座する・あぐらをかく・車の運転のときに座る・洗面台でかがむ・掃除機をかけるときにかがむ・物を拾うときにかがむ・しゃがむ・歩く・階段を昇る降りる、などなどですね。

これらの動作を、腿裏(ももうら)を意識するという視点から、悪いやりかたと正しいやりかたを対比しながら説明しているのでとてもわかりやすいですね。

同じ指導を股関節や骨盤を意識することでもできるのですが、ハムストリングを意識することもとても有効だなと、自分でやってみて勉強になりましたよ。

興味のある方は参考にされてはいかがでしょうか。(^-^)/


お読みいただきありがとうございました。

背骨の機能を学ぶことがなぜ大切なんでしょうか?

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こんにちは。感じてわかる体のしくみ講座、講師の稲田です。

背骨の機能とは何でしょう?なぜカーブがあるのでしょうか?

背骨の機能を学ぶことがなぜ大切だと思いますか?

あなたは車を持っていますか?

車に乗らないのなら自転車でもいいでしょう。

自転車は何のために使いますか?

そうですね、「移動するため」「目的地へ歩くよりも早く着くため」ですよね。

ということは、いざ乗ろうとした時にチェーンが錆びていたり、タイヤの空気が抜けていたら、使えないので目的を果たすことができませんね。

自転車は移動手段として必要だという「なんのため」がはっきりしているので、チェーンに油を注したりタイヤの空気を補充したりという手入れができますね。

それが何のためにあるかわからないと、正しく使い、ケアすることはできないんです。

つまり機能がわかるということは、それ相当の手入れができるということです。

なぜ機能がわかる必要があるのか?それは

a.その機能をよく使えているかどうか、その人がわかるため。

b.どう使っていけばいいかがわかるため。


ですね。

じゃあ、背骨の機能とは何か?



ヒント  いっぱいあります。

なので、背骨のケアをするためには多様なアプローチをすることが必要です。

筋肉強化や柔軟性だけの一面的なアプローチでは充分なケアとはいえませんね。

えっ、で答えは何なのって?

それはあなたの背骨ちゃんに聞いてみてね、きっと教えてくれますから。(^~^)

僕のほうからは、背骨のことを教わったモートン・ディスマー先生の言葉を贈りましょう。


悪い癖をつけるのは簡単。それを維持するのも簡単。
でもその人生を続けるのは大変。

いい癖をつけるには努力が必要。
ひとたびそれを身につけたら人生は楽になる。

悪い癖は転がるように悪くなる。
同様にいい癖も転がるように良くなっていく。


お読みいただきありがとうございました。
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